ユッケ集団食中毒事件、原因は社長のケチぶり
この騒動が起きてから、ある焼肉店のシェフは「ユッケで死者が出たというのは、自分が知る限り聞いたことがない。普通に調理していて死者が出るだろうか。まさか、前日残った古いモノを使ったりしているのでは…」と疑問を呈していた。
その通りだった。通常は菌がつきやすい表面をそぎ落とす作業・トリミングを行うところを、「もったいない」という理由で省略。しかも、前日の在庫を使っていたということもわかっている。つまり、安全よりもコストを最優先した。
富山県を皮切りに北陸3県、さらには神奈川県にも20店舗を展開し、急速なスピードで精力を伸ばしたフーズ・フォーラス。安い価格で、高級店並のサービスを提供するコンセプトがウケた。
ここに至るまでの、勘坂(かんざか)康弘社長のこれまでの生い立ちや考え方が、業績急拡大の陰で、凄惨な事故を生む結果となった。
勘坂社長は金沢の大学に在学中からディスコでアルバイトを開始。飲食業で起業をしようと決意していたのだという。業界誌には、卒業後は派遣として働き、1000万円を2年間で貯めたのだという。そして、1号店の開業資金はその自己資金で賄ったことを告白している。貯金のコツを「使わない」ことだとしていた。
2014年に東証マザーズ上場、2020年300店出店、「日本一の伝説となるレストランチェーン」を目標と掲げていた勘坂社長。ケチるところを間違え、もはや取り返しのつかない事態となってしまった。
◆『ヘッジファンド』から『慶応幼稚舎』まで。「ゆかしメディア」は日本最大級の富裕層向けメディアで、月間30万人以上にご利用いただいております。なお、純金融資産1億円以上の方は、富裕層限定オンライン・プライベートクラブ「YUCASEE( ゆかし)」にご入会いただけます(書類審査並びにスタッフによるインタビュー審査がございます)。 著作・制作:ゆかしウェルスメディア株式会社
おすすめの記事
-
有名ヘッジファンドマネージャーが1700億円を集めて復帰へ
かつてNevsky Capitalを運営していたMartin Ta・・・
- 専門家の生の声が聞ける第3回資産運用EXPO、開催迫る
- ヘッジファンド業界の成熟化と変化
- 世界最大のヘッジファンド創設者、危険な歴史の繰り返しを警告
- 英老舗旅行会社破産でヘッジファンドが巨額リターン
クイックアンケート
特集の企画を考えています。貴方が「ゆかしメディア」で読みたいのは? (4)








