エラソーな関電の節電要請にキレる企業続出
いきなり一方的に3カ月間も節電しろとは?

大震災後、拠点集中はリスクが高いと判断した企業が増えた。データセンターなどの業種では、西日本にも拠点を設けようという動きが出ていたから、関電の発表は「関西シフト」の出鼻をくじいてしまった。
ある大手電機メーカーの関西拠点幹部はこうなげく。「データセンターがひとつ新設されると、多くの機器が売れる。5月から具体的な商談が始まっていたのに、関電のせいで、一旦見合わせることになった。注文は、中国地方に逃げるかもしれない」
企業が関電に対して憤るのは、発表の仕方に問題があったからだ。