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ワイキューブがなぜ潰れたか

 人材コンサルティング「ワイキューブ」が民事再生法の適用を申請したのが、今年の3月。負債総額は40億円だった。一時は羽振りが良かった同社だが、なぜ、つぶれたのかを創業者の安田佳生氏がプレジデント誌で初めて明かしている。

 創業者の安田佳生氏はリクルートを経て、90年にワイキューブを設立。ワインセラーを社内に作るなど積極投資で良い人材を獲得したいとの思惑通りに、新卒学生の就職したい起業の上位にランキングされたこともあった。

 プレジデント誌によると、敗因は2つ。オフィス賃料と、自社媒体の創刊だという。社員数が約30人で新宿の高層ビルの賃料は月1200万円(のちに引っ越して、社内バーを作った)。媒体は「就ナビ」で、制作費、印刷費、発送費だけで1億5000万円もかかったという。

 03年には売上高も15億円まで伸びていた。社員旅行、社内バー、ワインセラー、カフェなどメディアでも数多く紹介されてきた。実際に、出入りした人物によると、ホテルのような受付、美人の受付嬢に驚いたのだという。そしてどこか社内を支配する緩い雰囲気はが気にかかったという。

 積極投資を行ったものの、思うように売上は上がらずに、元社員や周辺の関係者からはつぶれるという書き込みがインターネット上にも多く出るようになった。結局は売上に見合わない投資をしてしまったということだ。

 ついに08年暮れには、社員と名乗る男性がネット上に次のように書きこんでいた。「ワイキューブの社員ですが、うちの会社はそろそろ倒産します。銀行からの融資も前からストップしているし、売上も激減。社員のボーナスや給料も減らされる一方です。あと数ヶ月の命か…」となっていた。

 「そろそろ」と書かれてからも、2年以上も継続したのだが、今年3月31日に安田社長はツイッターに「できる社長とはいえませんでした」とつぶやき、自らとどめを刺した。

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