バフェット氏はなぜ『無名後継者』ばかり選ぶのか?
ウェシュラー氏は50歳で、ペニンシュラ・キャピタル・アドバイザーズというヘッジファンドを運用する。米ウォールストリートジャーナルによると、バージニア州シャーロットビルの書店の2階に、アナリスト1人、受付1人という少所帯で、しかも、運用総額も20億ドルという小さな規模だという。
また、米誌フォーチュンによると、バフェット氏に実によく似ているのだという。投資手法も、将来も永続的にキャッシュフローを生みだす価値のある企業を調べつくして、集中投資するのだという。
また、バフェット氏との昼食権利をオークションで販売することでも知られる事前団体のグライド財団で、ともに活動をしたこともあるのだという。ひじょうによく似たタイプであることがわかる。
では、なぜ無名のファンドマネージャーばかり選ぶのか。コムズ氏については、今年2月に投資家向けのレターの中で次のように述べている。
「多くの人たちが指摘しているが、なぜ無名の人間を指名したのかという点だが、あまりうまく例えることができないのだが、我々は、2歳のセクレタリアトを見つけることではなく、10歳のシービスケットを見つけることだったからだ」
シービスケットは1958年に競馬殿堂入りを果たし、米国の20世紀の名馬100選にも入っている名馬。ただ、最初は誰も注目する関係者はいなかった。それが、息の長い活躍をするようになり、後に映画になるなどの人気者となった。
一方のセクレタリアトは伝説の3冠馬。圧倒的な勝ちっぷりは現在でも語り継がれるほどで、米国競馬史上最強馬の一頭に数えられる。2歳からスターホースだった。
もっとも、バークシャーほどの巨額の運用資金があれば、特に大スターは必要ないのかもしれないが。
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