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写真で届ける世界遺産(ドイツその3、音楽隊が夢見た都はメルヘン街道のブレーメン)

MR.世界遺産
MR.世界遺産
世界遺産巡りを趣味とするIT企業の会長です。出張や観光で海外の遺跡を数多く見てきましたが、中世ヨーロッパの石の建造物に魂を揺さぶられるような感動を受けることがあり、今は世界遺産を中心に旅をしています。既に世界遺産936件中、143件を訪問しましたが、うち115件がヨーロッパです。今後も旅を続け、世界遺産の魅力をお伝えできればと思います。

 12世紀に神聖ローマ皇帝から「自由都市」として認められた「ブレーメン」は独自の商業権、市民権を得て14世紀半ばに、ハンザ同盟に加わって以降、商都として大いに栄えました。

 ハンブルクからIC(都市間特急)で55分の距離にあり、ハンブルクに次ぐ大きな港町ですが、実際は海からヴェーザー川沿いに50キロも内陸にあります。ブレーメンを歩く時に、知っていなければいけないことは自転車道です。ブレーメンはドイツで最も自転車道が発達していて、自転車道は赤くペイントされています。歩行者はその赤い道路部分を歩かないように気をつけましょう。


 途中の橋の上から風車が見えました。のどかです。


 街の中心部に入り、歩行者専用道路で出迎えてくれたのが、この豚君達。マルクト広場まではもうちょっとです。


 マルクト広場を囲む市庁舎。1405年から1410年の建造で全体はゴシック様式ですが、正面はルネッサンス様式。市庁舎といっても、おもに季節の行事や展示会に使われているそうです。


 そしてマルクト広場に佇むのが世界遺産のローラント像。高さが10メートルあります。ローラントはカール大帝の12勇士の1人で、イベリア半島におけるイスラム教徒との戦いで戦死した英雄です。


 そして奥の方に見えるのが聖ペトリ大聖堂。1042年に建築が開始されたという古い聖堂で、ロマネスクとゴシックが混在しているように見えます。


 内部に入れるのは10時からで、まだ20分程早かったのですが、係りの女性が特別に入れてくれました。


 マルクト広場に面してベットヒャー通りという小路がありました。


 映画館、劇場、美術館、カジノ、ブティックが小さな通りにひしめいてます。


 地元の親子連れが散歩をしてました。


 見逃してはいけないのが、ブレーメンの音楽隊の像です。市庁舎の左側の奥の方にありました。上から順に、ニワトリ、ネコ、イヌ、ロバです。グリム童話では、ブレーメンまで辿りつかなかった音楽隊ですが、この市庁舎の裏に登場していました。


 観光客が増えてきて、ローラント像の廻りでは、ワインで乾杯したり、写真を撮ったりして団体客が楽しんでいます。


 マルクト広場は見どころが多くて、広場の周辺だけでも十分見ごたえがあります。音楽隊が夢見たメルヘン街道のブレーメンは、まさにメルヘンチックでした。ちなみにブレーメンの市庁舎とローラント像は2004年に世界遺産に指定されました。

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