証券会社とプライベートバンク事業について
証券会社のプライベートバンクとは?
プライベートバンク事業は必ずしも銀行が行っている事業と言うわけではありません。バンクと付いている為勘違いしやすいのですが、投資顧問会社や証券会社でもプライベートバンク事業と同様の部門が存在します。ただ、プライベートバンク部門と名乗ってはいても実質はリテール部門を少し進歩させた程度のものといった形態をとっているところが多いのも事実です。というのも、プライベートバンクは利ざやが大きい為、大変高度な業務内容を伴うからと言われています。しかし近年の国内でのプライベートバンクへの感心や知識の高さ等から、証券会社等ではプライベートバンクで一定の実績を上げている金融機関との提携や合併によって本格的名プライベートバンクに参入しているところもあります。
メリルリンチと三菱東京UFJ
日本最大の金融グループと言えば、三菱東京UFJファイナンシャル・グループでしょう。それもそのはずです。東京銀行と三菱銀行、大阪の三和銀行に名古屋の東海銀行の都市銀行4行が合併した銀行なのですから、日本では圧倒的な規模を誇る銀行となっています。日本国内では圧倒的名シェアを持つ三菱UFJですが、プライベートバンク部門はまだまだ発展途上といえる段階です。これは日本にもともと馴染みの無かったという事もあり、仕方ないともいえますが、近年のプライベートバンクへの意識の高さを前にはそうは言ってもいられません。そこでプライベートバンク事業を強化するために、プライベートバンク事業で有名なアメリカのメリルリンチと業務提携し、プライベートバンク事業を強化する方向となりました。こうした誕生したのが、三菱UFJメリルリンチPB証券です。PBはもちろんプライベートバンクの略となっています。
証券会社とは
証券会社とは、もともと富裕層を対象とした事業を行っています。顧客に株式や債券などの投資を提案しその手続きを代行する企業を証券会社といいます。日本がバブル経済に沸いた時には証券会社の業績はどこも順風満帆といった時代でしたが、バブル崩壊後は証券会社の顧客にも大きな損害が発生したものです。この際に問題となったのが、損失補填問題でしょう。証券会社の損失補填は、富裕層だけ優遇して損失をカバーするといった物でした。この為日本中で大きく報道され問題となりました。一般人は補填されず、富裕層にだけ補填するこれはまさにプライベートバンクそのものの行動と同じものなのです。
スイスのプライベートバンクの考え方
スイスはプライベートバンクの本場ともいえる国です。スイスのプライベートバンクでは無限責任制をとっています。これは顧客の預金に何らかの損失が発生した場合には、銀行経営者が自分の資材をなげうってでも損失をカバーするというものです。もちろんこの無限責任制があるプライベートバンクはある一定の資産規模がないと口座開設することは不可能となっていますから、結果的に富裕層だけを優遇しているといった図式になんら変わりはありません。つまりかつて日本の証券会社がやってきた損失補填と同じ事といえるのです。
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