プライベートバンクの業界団体とは
業界団体とは?
業界団体とは、様々な起業や団体または特殊な職業、弁護士や医師など特定の業務についている人を会員対象に非営利目的で構成されている団体の事を指しています。産業として金融がさかんなスイスでは、多くのプライベートバンクが存在します。中でも伝統的と言われているプライベートバンクはスイスだけでも14行もあるのです。この14行のプライベートバンクとその他のスイス銀行のプライベートバンクには違いがあります。それはプライベートバンカーズ協会に所属しているかどうかという違いです。このプライベートバンカーズ協会は業界団体といえる団体となっています。スイスのプライベートバンク協会からの情報は、秘密に包まれているスイスのプライベートバンク業界を垣間見る事が出来る数少ない情報入手手段と言われています。
スイスのプライベートバンク協会について
プライベートバンカーズ協会に加盟しているスイス銀行は、様々ですがどういった銀行があるのでしょうか。プライベートバンク自体になじみの少ない日本人にとってはあまりなじみの少ない名前ばかりかもしれません。「Mourgue d’Algue」「Pictet」「Rahn&Bodmer」「Reichmuth」「Wegelin」「Lombard Odier Darier Hentsch」「Mirabaud」「Baumann」「Bordier」「E.Gutzwiller」「Gonet」「Hottinger」「Landolt」「La Roche」とこの様なスイス銀行がプライベートバンク協会に加入しています。Pictet やLombard Odier Darier Hentsch はプライベートバンクに馴染みが少ない日本の方でも耳にした事があるかもしれません。この2行は世界的に有名な大手プライベートバンク事業を行っているからです。
プライベートバンカーズ協会とは
プライベートバンカーズ協会は、日本ではプライベートバンク協会と表記される場合もあります。こちらのプライベートバンク協会という言葉なら知っていると思った方も多いのではないでしょうか。公式サイトでの正式名称はVEREINIGUNG SCHWEIZERISCHER PRIVATBANKIERSです。この正式名称であるBANKIERSにはBANKを経営する人という意味が込められています。この様な表記からわかる事がありますが、スイス銀行の経営が会社組織で行われているのではなく銀行家によるものだという事が見て取れます。
メガバンクとのせめぎあい
プライベートバンクは何もプライベートバンカーズ協会に加入しているスイス銀行だけに限られたものではありません。世界各国で多くのメガバンクと呼ばれる大規模な銀行が多数あります。スイスのUBSやイギリスのHSBCもそうですし、アメリカのシティバンクやメリルリンチもプライベートバンクとしては世界的に誇れる地位を持っています。この様なメガバンクと呼ばれている多数の銀行では、伝統的プライベートバンクと呼ばれているプライベートバンカーズ協会とは競合する立場にあります。メガバンクではスケールメリットやIT技術を駆使して様々な対策を打ち出しているのです。
名言「我々はパンダではない」
確かにメガバンクのスケールメリットを活かした戦略は、個人経営が多いスイスのプライベートバンクを脅かしているのは事実です。何も影響が無いという事はないでしょう。しかし伝統的なプライベートバンカーズ協会の会長であるピエール・ダリエ氏は、メガバンクが対象としている顧客層と、プライベートバンカーズ協会が対象としている顧客層とでは競合があまりないと主張しています。実際に起業も安定していると強調しています。ピエール・ダリエ氏の名言でもある「我々は絶滅寸前のパンダではない。その様に噂している人ももちろんいるが、笑い話だ」と言っているのです。
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