NYダウ、S&P500、日経平均
株式指数と経済の指標
日本には日経平均、TOPIX、ジャスダックインデックスなどという指標を耳にする機会が多い。株取引を初めて見るとその他にも有名な指数というのはたくさん存在する。しかし中でもNYダウというのは世界有数大企業で構成されている指数なので全世界に大きな影響力を持っています。今回はNYダウ以外の株式の指標について少しふれながら、NYダウが世界の株式の指標と言われている理由について考えていきたい。S&P500とは
NYダウはダウ・ジョーンズ社が選出した銘柄の平均株価であるのに対し、S&P500はスタンダード・アンド・プアーズ社が選んだ代表的な500銘柄を用いて算出した指標である。スタンダード・アンド・プアーズ社は、格付けサービス、指数、パフォーマンス・ベンチマークといった金融情報を提供する会社で、1975年には、日本発行の株式にも初の格付けをしている。S&P500も3つの証券取引所及び、株式市場にまたがって銘柄を選出している。NYダウと同じニューヨーク証券取引所とナスダックに加えてアメリカン証券取引所の3つに公開している銘柄の中から500の銘柄を選んでいる。アメリカン証券取引所は上場投資信託(ETF)をアメリカではじめて上場した証券取引所であり、株式では主に中、小型株を扱っている。S&P500はナスダックと同じく時価総額加重平均株価指数という算出方法を採用している。この方法はNYダウの算出法に採用されている株価平均型株価指数と違い、一部の小規模な値がさ株に影響される心配が少ない。反面、時価総額の高い大型株の割合が大きくなるので、親会社の保有分や持ち合い株などの固定株比率が高く株価変動が少ない銘柄に影響されやすい。互いに持ち合いをしている会社同士などがそれぞれ上場することで、指数に時価総額が二重に計上されてしまうと言う弊害もある。どちらの算出法にしても一長一短があるのでそれぞれ算出法が違う指数があると言うことだろう。
日経平均株価
日経平均株価は日本経済新聞社が東京証券取引所第一部に上場する銘柄のうち255銘柄を選出して算出される指標のことである。ニュースなどで見かける日経平均という単語はこの事を指す。算出方法はNYダウと同じく銘柄の株価の合計を銘柄数で割って除数を処理した算出法である株価平均型株価指数を採用している。流動性の高い銘柄を取り入れるという特徴を持っていて、その入れ替えはほぼ毎年行われるため不連続性で、過去のデータと単純に比較できない。NYダウと同じ算出法なのは偶然ではなく、以前はダウ・ジョーンズ社と提携し日経ダウ平均株価という名称で公表を始めたという経緯がある。
最も有力な株式の指標
様々な指標を紹介したが、それでもNYダウの平均株価は株式の指標として最も有力な物と考えられる。その所以は構成銘柄が世界有数の企業でいわば、世界の企業ベスト30でないと採用されないためであろう。ナスダックはNYダウよりも構成銘柄に入るのが難しくない。ナスダック市場に上場すれば自然に構成銘柄に採用されるわけだから当然といえる。NYダウの銘柄はどれも、最も伝統ある経済紙である「ウォールストリート・ジャーナル」が最も厳しい選定基準で選んでいる指標であるから、その変動が最も注目されている理由だろう。
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