ラップ口座の最低預入金額の値下げの背景とは
手が届く様になったラップ口座
当初のラップ口座は、億単位での預入が条件となっているのが一般的なもので富裕層のみをターゲットとした商品でした。近年ではラップ口座市場の活性化に伴い最低預入金額の大幅な値下げが見られる様になったのです。この大幅な値下げにより、富裕層に限定したサービスだったラップ口座でしたが、手の届きやすい投資商品となりラップ口座市場もさらに活性化を見せています。代表するものでは、野村證券や大和證券の最低預入金額500万円、新しくラップ口座に参入してきた中央三井信託銀行などの1000万円などがあげられます。この様な低い最低預入金額をウリにするラップ口座にはどれだけの魅力があるのでしょうか。
ラップ口座は本当にお勧め?
ラップ口座の最低預入金額の設定が低くなった事から、投資家の方々が参入しやすい商品となりましたが、すべての方にお勧めの投資商品であるのでしょうか。ラップ口座の特徴として、金融機関の運用担当者に一任して資産運用を行っていくわけですが、投資家の方の中には運用に関してのスキルも充分に持ち合わせ、意欲的に投資信託や株式を行い、資産運用を行っていく方もたくさんおられます。こういった方はそのまま運用を行っていく方が得策と言えます。というのも、ラップ口座の手数料はまだまだ高めに設定されていますので、預入金額が高くない場合には差し引きすると利益が少なくなるからなのです。
最低預入金額だけで利益があげられるのか
近年のラップ口座では最低預入金額を下げる事で多くの投資家の参入が実現しました。この様な事から団塊世代の方々の年金が、そこに投資される可能性はかなり増加しています。確かに低金利の国内銀行の預金で寝かせておくよりも、ラップ口座で運用していく方が効果的な運用法と考えられますが、最低預入金額の500万円で考えると、年利8%の利回りでの利益は40万円となりますが、手数料を差し引いて考えなければいけません。およそ3%の手数料と考えても約15万円の手数料が差し引かれます。また最低預入金額だけでの資産運用ではしっかりとしたポートフォリオが組めるのかという不安も否定できません。公いった事を考慮すると、必ずしも最低金額でのラップ口座の預入が利益を生むという事には繋がらないのです。最低預入金額という言葉に惑わされず、様々な投資商品を検討してみる事が重要です。投資商品の中にもリスクの低い長期的菜運用に向いている商品はたくさんありますので、そちらも考慮してラップ口座の開設をするか否かという判断を行う事がポイントです。
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