ラップ口座と預金の違い
ラップ口座は預金口座ではない
ラップ口座は近年人気のある投資商品です。銀行業界もラップ口座の参入をしており、よく混合されがちなのですが、ラップ口座は預金口座の延長線上にある商品では無いという事です。ラップ口座と通常の預金口座では大きく異なりますので、注意が必要です。これらの違いは利率のほかにも、税金や資本の増減にも大きく関わってくる事項ですから、しっかりとラップ口座と預金口座の違いを把握しておきましょう。
元本の保証
ラップ口座は預金と違い、あくまでも投資商品です。元本が保証されるような投資に用いられていくわけではありません。投資商品ですからいくら安定した運用を行っているとはいえ、他の金融商品と同様にリスクが付いて回るものとなっています。もちろん資産運用に関してはプロと呼ばれている担当者が分散投資を行い注意深く一任された資産を運用していく訳ですから、大きなリスクが生じる商品ではありません。しかし近年の世界的な経済不況を見るといつ何があるのかプロの方たちにとっても予測の付かない上京ともいえます。ラップ口座を開設するにあたってこのリスクについての理解は不可欠なものとなります。預金とは違いすべての財産をつぎ込むのは大変危険です。
税金の違い
ラップ口座と通常の預金口座では税金面で大きく異なります。通常預金には利息がつきますが、その利息に対して税金がかかります。この税金は自動的に利子から差し引かれますが、決算時に赤字となった際には還付申告を行う事で、預金の利子で差し引かれた税金を還付して盛る事が可能となっています。一方ラップ口座の税金では、あくまで投資対象となりますので、利益が生じた場合にはラップ口座で得た利益は所得として分類されます。その為ラップ口座で得た利益については、確定申告を行う義務が発生するのです。こういった面が通常の預金とは大きくことなる部分と言えるでしょう。
ラップ口座の税率
納税の義務が発生するという事は、ラップ口座を開設した場合には税率もキチンと把握しておく必要があります。投資商品においては金融業界の規制緩和などで証券税制の改正が多く今後も変化していくと考えられています。もちろん様々な優遇措置も設けられつつありますので、ラップ口座における税率も年々変わっていく事が予想されます。平成22年12月31日までの税率では、500万得印以下の所得に対しては10%といった措置がとられていますが、今後の税率に関しては、不透明なものとなっています。
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