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原油と経済

ガソリンと原油価格の大変動


去年の夏のガソリン高騰を覚えているでしょうか。車に乗る人ならおそらくかなり鮮明に記憶していることでしょう。国内のTVニュースでは毎日のようにガソリン価格の上昇ニュースが流れ、夏休みの後楽時期での高騰は多くの人へ打撃を与えました。そのピークは2008年8月4日に迎え、これがどこまで続くのか心配になったけれども、その後は値下がりが続き、現在は100~110円前後で安定してきました。このガソリン価格の変動は、原油価格の変動に直結しているのです。ガソリン価格が激しく高騰した裏には原油価格の高騰がり、ガソリン価格の値下がりの裏にも原油価格の値下がりが関係しているのです。

下降が続く原油チャート


原油チャートをご存知でしょうか。あまり耳慣れない言葉ですが、原油価格の推移を表したもので、これを見れば原油価格の変動が端的に解るのです。特にここ最近の原油価格の推移は激しかったので、これが顕著に原油チャートに現れています。原油チャートを見ると2008年7月頃から右肩下がりに急激に下降しています。当然原油価格の下降はガソリン価格の低下に繋がり、自動車社会の今、私たちにとってとても嬉しいことなのですが、その背景には単純に喜べない実情もあるのです。

原油価格と世界情勢


世界は広いけれども、石油産出国は限られています。そして現在は原油から作られている物が非常に多いのです。その為、世界情勢は原油価格に影響を与えているといって良いでしょう。日本において言えば、ほとんどの資源を輸入に頼っています。そんな日本にとって、例えば戦争といったような要因で、石油産出国からの石油の輸入が止められてしまった場合、日本はどうなってしまうのだろうか。想像を超える以上の一大事なのです。

世界経済と原油


昨年から始まった世界的な経済不安が現在もまだ続いています。発端となったのは、アメリカのサブプライムローン問題やリーマンブラザーズの経営破たんだろう。アメリカでの出来事であり、当初は日本を始め世界の多くの国々が対岸の火事として、それ程深刻視していなかったかもしれない。しかし、リーマンブラザーズの破綻はアメリカの歴史市場最大の倒産規模であり、アメリカだけの経済不安では片付けられなかったのです。これを機に、アメリカのみならず、日本、欧州、アジアの国々において株価の大暴落が起こり、結果として、金融不振は高まり、先物市場への信頼も大きく失われていったのです。

原油価格が及ぼす日常生活への不安


2008年の夏に原油価格の上昇によりガソリン価格が高騰し、日常生活に大きな打撃を受けたことは記憶に新しいことでしょう。海外旅行に行くにも旅費以外に高額な燃油サーチャージを取られるようになり、原油価格の上昇が大きく日常生活に影響を及ぼしてきました。更なる原油価格の上昇が起これば、原油を原料として作られている日用品の価格は当然上昇し、金利の引き上げまでをも起こすとも言われているほどです。原油チャートは、原油価格の推移を表すものなので、これを見ることにより原油価格が私達の生活へ及ぼす影響をある程度は見通すことが出来るでしょう。
提供:Wealth Research&Report


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