原油の歴史と影響力
原油で成り立っている生活
私達は思っている以上に日々原油を消費している。車を動かすためのガソリンをはじめ、道路をつくるアスファルト、プラスチックやゴムなどなど上げていけば切りがない。無意識に使っているものが多いのではないだろうか。言い換えると私達の生活は原油のおかげで成り立っているのだ。なければ非常に不便な生活になるのだ。原油高を遠い世界の問題のように考えている人も多いかもしれないが、決してそうではないのである。
原油の始まり
原油は最近発見された物なのだろうか。イヤ、決してそうではないのです。原油の歴史は古く、紀元前からの使用が報告されています。メソポタミア文明で有名な彫刻は、その素材に石油が使用されていたそうです。またエジプトでは、アスファルトがミイラの防腐剤として使われていたと報告されています。日本では江戸時代に遡り、くそうずとして石油が使われていたと記録されています。そこに原油と言う概念があったかどうかは解りません。しかし、意外にも原油は昔から私達の生活の一部となっていたようです。
日本産の原油
日本は原油の殆どを輸入に頼っていることは多くの人が知っているだろうが、殆どであって全てではない。意外に思う人が多いのではないだろうか。言い換えれば日本も僅かながらの石油の産出国なのである。日本のどこで産出されているのかと言うと、新潟、秋田、北海道である。では、どれくらいの量が産出されているのか、2004年度の産出量は86万キロリットルであるが、この数値は残念ながら国内消費量の1パーセントにも満たない量である。僅かな量でも国産の石油があれば良いのではないかと思うが、現実的にはメリットがないとして、廃坑になった油田もあった。しかし、近年の原油高の影響を受けてか、国内の油田に関して考えが見直されているところもあるようです。
WTI原油の絶対的権力
日本は原油のその殆どを中東から輸入している。中東の原油産出国として有名なサウジアラビアやクウェートである。アジア市場で中東産原油の指標となっているのがドバイ原油である。ドバイ原油も有名であり、日本人の多くも知っている原油産出国であるが、近年産出量が減少しているのはご存知だろうか。世界的な原油価格の指標はWTI原油である。ドバイ原油の生産量の低下から、結果として日本もWTI原油の影響を受けてしまっているのである。最も注目度の高いNYMEXだが、注目度だけではなく、絶対的権力をも持ち合わせていることになる。
中東の情勢が世界へ与える影響
原油産出国にもしもトラブルが起こったらどうなるか。その原油産出国からの産出量がそれ程多くなければ、大きな影響はないだろうが、トラブルが生じた国が原油大国であったならばどうだろう、世界へ与える影響は非常に大きなものである。原油大国と言えば中東の国々であるが、残念なことにこの原油大国は昔から様々なトラブルを抱えている。とても情勢が不安定で、紛争などのニュースを多くの人が目にしているだろう。原油産出量の減少或いはストップ、結果として原油高が引き起こされることが考えられる。原油大国である中東の国々の情勢が世界へ与える影響は非常に大きなものなのである。
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