原油の単位、バレル
バレルとは
2008年の夏、原油高、そしてガソリン高騰を経験して以来、バレルと言う単語をよく耳にするようになったのではないか。日本ではあまり親しまれてこなかった言葉であるが、バレルは原油の単位であり、例えば1バレル○○ドルのように表される。石油は1バレル42ガロン、つまり日本人に馴染みのあるメートル法で換算すると159リットルとなる。原油の単位がバレルを用いられるのは、過去に石油は樽詰め保管されていたことから来ているようである。しかしバレルは石油のみに使われる単位でないことを覚えておこう。
原油価格と石油価格
ここでは、原油価格と石油価格について考えてみたい。最近ニュースでよく耳にするのが、原油1バレル○○ドルといった、原油価格の推移である。原油価格が高騰した2008年7月11日の原油価格は1バレル147.27ドルであった。最近は1バレル100ドルといった所である。ここでガソリン価格との比較をしてみる。ガソリン価格が高騰した時には1リットル180円くらい、落ち着いてきた今でも1リットル100円前後である。原油価格と非常に大きな差がある事がわかる。これはなぜか。それは、原油からガソリンが精製されるまでにコストがかかっているからである。それにプラスして様々な税金である。関税やガソリン税である。その為にこの大きな差が生じているのである。
輸入から次世代エネルギーへ
日本が原油を殆ど輸入に頼っていることは周知の事実であろう。日本国内でも僅かながら原油を産出して入るが、国内消費量の僅か1パーセントにも満たないと言われている。そこで期待されるのが次世代エネルギーの開発であり、水素やメタンハイドレードがその一例だろう。まだまだ改良すべき点は多々あるようだが、海外情勢に影響される輸入に100パーセント頼ってはいられない今、この分野への期待は更に高まっていくだろう。
1バレル147ドルは高いのか
原油高騰が叫ばれている昨今ではあるが、どれくらい高騰しているのか、それを説明できる人は少ないだろう。2008年夏に原油価格は過去最高値を示したが、その価格は1バレル147ドルであった。しかし、この数値がどれほど高いのかピンと来る人は少ないだろう。では、過去にはどうだったのか。2002年頃までは原油価格は1バレル20ドル程度で取引されていた。この数値を聞けば誰しもが、147ドルが異常に高いことが理解できるだろう。しかもリーマンショックによる金融不安により今は1バレル40ドル近くになっているようである。
原油価格とドル表記
原油価格は1バレル○○ドルのようにドル表記されているが、ここに違和感を感じる人は少ないだろう。ドルは世界的な通過であるからだ。しかし、近年中東の原油産出国ではドルベッグからの脱却の気配がある。実際にドルベッグから脱却した国もあるのだ。これはなぜか。ご存知の通り、アメリカの金融不安、ドル安が大きく影響している。ドルが世界的通過であるため、今日明日どうなると言うわけではないが、ドルの絶対的影響力が失われつつあるのである。
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