原油価格から見えてくるもの
ガソリン価格から想像する原油価格の変動
車に乗る人ならわかるだろうが、ガソリン価格はほぼ毎週変わっています。厳密にはガソリン価格はほぼ毎日変動しているのだが、ガソリンスタンドの店頭価格に反映されるのが現在では週に1回程度なのである。このガソリン価格の変動は原油価格の変動に比例しています。勿論、原油価格のみが影響しているわけではないが、原油価格がガソリン価格へ及ぼす影響はかなり大きいと言えるでしょう。ガソリン価格がほぼ毎日変動するのは、この原油価格が毎日変動しているからなのです。原油価格は常に一定ではなく毎日変動していることは、ガソリン価格の変動を考えれば想像しやすいことでしょう。
原油価格はどうやって決まるのか
原油が高くなると日本のみならず国際的に燃料高に悩まされる事になるのは、原油価格が世界市場で決定されるからである。アジア市場やニューヨーク市場と耳にしたことがあるかもしれないが、これらが原油市場である。よく国際的原油価格の指標とされているのは、ニューヨーク市場である。ここではWTI原油が絶大な影響力を発揮している。日本が影響されるのはアジア市場であり、ここでは世界的な原油産出国のドバイ原油が基準銘柄となっている。そして原油価格については、先物取引の影響を受けることも特徴の一つである。
原油にも税金がかかっている
昨年TVニュースでよく耳にしたのが、「道路特定財源」と言う言葉ではないだろうか。ガソリンの値段が高騰するにつれて、ガソリン価格に占める税金の割合に国民も興味を持ち、その割合が3割もある事をそのときに知った人も多いと思います。この税金は揮発油税とよばれ、必要な道路を作ったり、道路の補修工事を行ったりと、車がよりよく走るための事業に使われています。揮発油税が下がればガソリン価格が下がるので国民にとっては嬉しいことではあるが、その裏には税収入が減っていることも頭においておかなければならない。ガソリンにも税金がかかっているように、今の世の中何にでも税金がかけられており、当然原油にも税金がかけられているのです。
原油価格の動きの裏には世界経済が
ガソリン価格が急に値上がりしたらその裏には原油価格の急激な高騰があり、更にその裏には世界的に何かが起こったことが想像できる。先ほど原油価格の特徴に先物取引に影響される事を上げた。例えば、インドなどの発展途上国で目覚しい経済発展が見られるが、ここから想像できるのは、原油などの燃料の需要が膨大に膨らむことである。また、一見関係なさそうなサブプライム問題も絡んできて、不動産よりも需要拡大が見込まれる原油市場に不動産投機マネーが入り込んでくるのである。結果、先物買いが人気となるのである。このように、ガソリン価格、原油価格の変動から、世界の動きがある程度予測することが出来るのである。
FOB価格と輸入CIF価格
原油価格についてもう少し詳しく見ていこう。原油の価格表記にはFOB価格や輸入CIF価格がある。一見非常に難しい話をしているようであるが、中身はとても簡単なことである。FOB価格とは、原油産地で示される原油価格であり、つまり出荷したときの価格である。それに対し輸入CIF価格とは輸入後の原油の価格であります。つまり原油価格以外にも、輸入する際の運賃や保険などの金額が加わっているのが輸入CIF価格なのです。これらFOB価格や輸入CIF価格を見ると、原油にかかっているコストがある程度わかり非常に面白い。
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