原油におけるOPEC時代、WTI時代
原油とOPECとNYMEX
原油関連に詳しくない人でもOPECは耳にしたことはあるだろう。OPECとは石油輸出国機構のことであり、中東の原油産出国による団体である。では、NYMEXを聞いたことはあるだろうか。これはこの道に詳しくない人にとっては初耳の場合が多いだろうが、原油業界で知らない人はいないだろう。以前は絶対的な原油に関する権力を持っていたOPECに変わって、世界中に影響を与えているのがNYMEXなのである。これは国際的原油価格の指標であるWTI原油を扱っている事も大きな要因である。
OPEC時代の終焉
原油価格は今では市場で決定されるというのが当たり前の図式になっているが、かつてはそうでなかった。かつて原油に関して絶対的権力を持っていたOPECの発足当時は、原油量も原油価格もOPECが握っていたのである。この背景には、原油の多くが中東から産出されるという現実があったからだ。しかし、他の地域からも原油産出が見られるとその状況は一変した。OPEC時代の終焉である。
原油とともに
原油は今の生活になくてはならないものである。私達は原油とともに生きているのである。それに間違いはないだろう。しかし、いつか原油がなくなる可能性がある。可採年数がそれを示している。技術力の向上により可採年数は年々変化しているが、そこに甘んじていてはいけない。今原油代替品の研究開発が日夜なされているが、今日明日どうこう出来る話ではない。それ故に、原油産出国の団体であるOPECが、原油のあり方について何か示しても良いのではないだろうか。
原油で潤った国々
原油は今の世の中必要不可欠な天然資源である。原油が産出されれば、そこから得られる利益は膨大なものだ。原油を必要とする国は先進国が多く、多額の外貨が国内に入ってくるのである。その為、原油産出国は石油王がいたりと裕福な国が多いように思われるし、実際に大きく間違ってはいないだろう。2008年に起きた原油高で、原油消費国の日本などは大きな悲鳴を上げたが、原油産出国にしてみれば嬉しい悲鳴だったかもしれない。
原油からの離脱
原油の需要は増えているのか。中国などの経済発展が著しい国は別として、原油の消費が減少している先進国は意外と多い。その背景には残念な要因としては、日本のように人口の減少が関与している。人口が減少すれば原油需要の減少は当然のことである。プラスの要因としては省エネルギー化やエコ活動である。昨年の原油高騰は、例えば日本人の車の利用機会を減少させた。ある意味エコである。限りある資源を使っている以上、この意識は常にもっていなくてはならないだろう。
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