海外投資におけるアセットロケーション
ポートフォリオの資産配分
ポートフォリオで重要なことは資産クラスを分類するプロセスです。言い換えればアセットロケーションの見極めが大事ということです。一般的な資産クラスというと株式、債権、為替、不動産などが考えられます。それぞれのリスクや利回りなどの要素の安定性の相関関係は、だいたいわかりやすいものです。投資対象のそれ以上の細かな分類を考えていくよりも、それらの投資対象の保有率をバランスよく保っていくことが重要でしょう。なぜならば、ポートフォリオにおいては短期的な利益よりも長期的なリスク回避による確実な利回りを重要視されるからです。一時的に成績がよくなったとしても、それは非常に高いリスクを伴った結果と分析されるでしょう。ですから、そのよう状況はポートフォリオではそれほど良い現象としては捉えてはいけないのです。
海外投資の資産クラスを分ける
資産クラスの分類は基本的な投資対象の形態だけではなく、それが国内か外国かでも異なります。またその外国の掲載状況によっても変わります。端的な例をあげれば、先進国の債券は一般的には安定性があると考えられますが、エマージング諸国の債券は不安定な要素が含まれていると考えられるでしょう。また、その国の債務の大小によりインフレの懸念や通貨の下落などが推測される場合もあります。海外の投資対象を選択した場合は国内での投資対象別の資産クラス分けだけでは不十分です。その国の経済状況にも注意を払いましょう。
株式は国際間でも相関関係があるので注意
最近の外国株式では各国間の相関関係が高まる傾向にあります。国別の相関間だけではなくセクター相互での相関関係にも注意を払う必要があります。どの面を分散投資の主眼にしてポートフォリオを組み立てるかということは、複数の視点から投資対象を見るということです。投資対象を取り巻く状況は常に変化しているのです。成長の時期を見極めてその時間を念頭においた投資であっても、それはタイミングによって生じる資産クラスの影響を受けたものであることを理解しておく必要があります。ポートフォリオを海外分散投資で行うには、この点に注意が必要でしょう。
成功のカギを握るアセットロケーション
アセットロケーションを行う前準備としての分析は複雑に絡み合っており、入念に分析しようとすると、かなり手間のかかる作業となります。分析するには各国の経済状況を把握しておく必要があります。日本国内だけで分散投資を考えるか、海外投資まで踏み込むかは個人投資家の資質に係わります。個人の得意分野なども関係するでしょう。ポートフォリオを組むことは日本国内のだけでも可能です。相関関係が逆の組み合わせを選定すればいいのです。もちろん、そのメリット・デメリットはありますから十分に検討しなければなりません。周りの情報に振り回されないように自分の考え方を明確にしておくことが、成功の鍵を握っていると言えるでしょう。
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