バランスの取れたリスクの見方
リスクを知ることは重要で不可欠なこと
これまで何度も言っていますが投資にはリスクが常に存在します。そのリスクの存在を認めた上で、投資を行っていくことがポートフォリオの基本的な考え方です。実際問題としてリスクを考えない投資などありえません。もちろん、元本保証の商品やリスクが限りなくゼロの近いものもありますが、それらは資産の有効活用としての投資対象としては魅力的ではありません。だからといっていつもリスクを恐れている必要はありません。リスクを認識したうえで投資を行う姿勢がバランスのよい投資なのです。
リスクは経費であり危険ではない
ポートフォリオで考えるリスクとは危険なものであり絶対に回避すべきものというものではありません。危険性を持たないようにすることがポートフォリオですから、危険な兆候があるような投資は健全な投資とは言い難いということです。投資はギャンブルではありありません。不確実なものを排除して堅実な投資を行うことがポートフォリオの理念といえます。
相互関係のあるリターンとリスク
一般の投資ではリスクを減らそうとすると、その結果としてリターンが減ります。ポートフォリオではそのバランスを取ることで少しでもリターンを増やそうとします。そのリターンは、個々の投資対象の平均を考えてその値を高めるのです。ポートフォリオでの組み合わせ方でリターンの高いもの、低いものの差が大きいとそれだけリスクも差が大きいといえます。収益の平均値と損失の平均値に大きな差がないことが、バランスのとれたポートフォリオです。
定期的に双方の微調整を確認する
最初は充分検討してポートフォリオを組み上げたとしても、再度データの分析を実施すればそのバランスになんらかの変化が必ずあります。ですからリバランスが必要なるのです。リターンの比率とリスクの比率がしっかりと安定したバランスを保つようにするには、時には不安材料となっている銘柄の売却や他の銘柄の買い足しによる補充などを実施しようと考えるかもしれません。ある投資対象のリターンに対応したリスクを負う関係の投資対象は、その逆の関係、つまり互いのリターンとリスクが相互のカバーしあうことが必要になります。売買によって銘柄を入れ替えることはポートフォリオ全体への影響が予想を超えて悪化する場合も考えられます。リスクのバランスを取る必要がある時には、単純な売買に頼るのは賢明な投資手法ではありません。単にリスクを増やすだけになってしてしまいかねないのです。そのような方法ではなく、追加投資などの調整方法を検討することで状況の悪化を食い止めることができる場合もあるかもしれません。
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