アイスランドにおける金融危機情報
アイスランドにおける発展と危機
アイスランドは北ヨーロッパに位置しており、人口はわずか30万4,000人の小さな島国です。金融危機の前までは国民一人当たりの国内総生産は世界のトップレベルでした。確実な経済発展を進めてきており、金融大国と言えました。しかし、この国にも金融危機は襲い掛かりました。このような発展は、金融危機と背中合わせであると言えます。世界金融危機による影響
世界金融危機はアメリカが発端でしたが瞬く間にアイスランドに影響を及ぼし始めました。そして、最大の被害者となったのです。その理由は、この国の経済そのものが国際金融産業にほとんど依存しきっていたことによります。アイスランドの通貨であるクローナは急速に下落していきました。アイスランド政府の対策は国内のすべての銀行を国の管理下に置いたことでした。それから、ロシアからの緊急融資40億ユーロも投入しました。改善の兆しは見られず、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)にも頼りました。国がeBayで売られた?
アイスランドはこの世界金融危機により重大な危機に陥ってしまいました。そして、なんと世界最大のオークションサイトeBayに、国が出展されるということになったのです。とても信じがたいことですが、17億円の値がつきましたが、参加者からは地震や火山の保険が付くかどうかなどの質問も寄せられていたそうです。実際にはこれはいたずらだったのですが、出品者によると、「この国を購入すれば不安定な金融状況が手に入りますよ」という宣伝文句が添えられていました。世界の金融危機の影響をもろに受けたアイスランドの社会状況を皮肉っていたのでした。アイスランド国民の怒り
アイスランドの3つの大手銀行の借金は約20兆円にも上っており、国民総生産の10倍もあります。そのうえ、自国通貨のクローナが暴落しているため、実際の返済額はその倍以上になっています。国内では、自国の通貨の暴落だけではなく、インフレ、高金利、そしてたくさんの人々の失業といった問題が山積しているのです。何の前触れもなくこのような危機に陥ったことに対して、国民の怒りは爆発したのです。首都レイキャヴィークでは3,000人以上の人がデモを起こしました。ハーデ首相と中央銀行の総裁であるオッドソン氏の辞任を要求しました。アイスランドの国は崩壊するか
厳しい状況は2009年も続くとみられています。現在では国の経済は10%以上も縮小してしまい、失業率は1%から一挙に8%にまで上っています。金融産業だけに頼ってきた国ですから、この金融危機に対しては国としても打つ手がないという状況でしょう。政府の力、通貨の力がなくなってしまった今、自国の人々の心配は当然のことでしょうが、今後どのような形で回復するのでしょうか。おすすめの記事
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