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ロシアにおける金融危機の影響

ロシアにおける金融危機

世界金融危機とは別にロシアでも金融危機がありました。もともとロシアの財政は悪化していたのですが、1997年のアジア通貨危機の余波をうけて債務不履行(デフォルト)、経済危機となりました。1998年8月17日に当時のキリエンコ政府とロシア中高銀行が対外債務の90日間支払い停止をしました。この処置によって通貨のルーブルが下落し、キャピタル・フライトの経済的危機に見舞われたのです。

キャピタル・フライトとは?

通貨価値が急激に下落する時に起きる現象をキャピタル・フライトといいます。国の通貨に対する信用度が落ち込んだ時や、極度のインフレなどが原因となります。この状態においては金融情勢がさらに混乱することになり、経済はマヒ状態となる可能性があり非常に深刻なことになるのです。

当時のロシアの財政

様々な要因がありロシアの財政は非常に危ういものでした。その時に債務支払い停止を行ったためにルーブルは下落しロシア国内の経済は混乱し始めました。人々の不安感からの株価下落、投資を取りやめようとしての資本の移動などの現象となりました。さらに、ヘッジファンドの倒産もありました。

ロシアの貿易の状態

財政悪化の要因のひとつとして、貿易があります。ロシアの貿易は輸出のほとんどを天然資源(石油、天然ガス、金属、木材)に依存していたのです。これらは世界経済の影響を直接的に受けてしまうのです。世界のデフレによって、財政は悪化の傾向が見えていました。それに加えて、石油価格の下落によって輸出原油からの税収の減少が直撃して、ロシア政府の財政は極端に悪くなってしまったのです。

打開策はあるか?

今回の世界恐慌の余波をロシアも受けています。プーチン首相は2008年9月29日に金融対策を発表しています。それによると金融システムと国有企業を保護する支援策をとることになっています。また、それはアメリカに始まった金融危機への対応であると言っています。実際の保護支援策は次のようなものです。ロシア中央銀行が国内の金融機関同士の取引でうけた損失の一部を補償するということや、商業銀行にも無担保で貸し付けを行うことです。また、ロシア対外銀行を利用して500億ドルの資金を市場に投入しています。ロシアの銀行や企業で2008年9月25日までに発生した対外債務の返済のための資金について貸し付けの申請を受け付けることにしました。
提供:Wealth Research&Report

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