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サブプライムによる金融危機

サブプライムローンとは何か

世界金融危機はサブプライムローンが発端となっています。このサブプライムローンとはどのような性質のローンなのでしょうか。アメリカの金融機関で、信用力が低い低所得者層を対象にして設けられた住宅ローンがサブプライムローンです。審査基準を緩めに設定して、貸し付けが可能になるようにしているのです。正確には低所得者層だけを対象としているわけではなく、普通の住宅ローンの審査では通らないような信用度の低い人たちも対象になっています。

苦しくなる返済

アメリカの金融機関が行ったこの信用の低い人々への貸し付けの問題点は、留まるところを知らなかったことです。その多くのローンは金利条件として最初の2年までは低金利の固定ですが3年目からは高利変動となっていました。そのため2年後に金利が変動して、ローン返済ができなくなった人々があふれたのです。住宅バブルの崩壊により一挙に不良債権化しました。それまでは住宅の価格は上昇していたため、ローンを組んでも住宅が財産として残るはずでした。しかし、それはつかの間の夢と終わり住宅を手放さなければならない人々が急増していったのです。

なぜ金融危機になったか

この問題はアメリカ国内だけで片付けられれば問題はありませんでした。しかし、状況は悪化するばかりとなり国際的な影響を与えるようになってしまったのです。ニューヨークのウォール街の大手証券会社や銀行はサブプライムローンの多くを買い取り、それを証券として国内だけではなく世界中に売りさばいていったのです。当時の多くの人は売った方も買い取った方も何の注意も払っていませんでした。そして、最後には住宅バブルが崩壊し、証券であった商品は紙くず同然となり、一挙に問題が世界中に広がりました。アメリカでは株価暴落とともに、資金が原油市場へ流入したため原油高やドル安を招きました。こうして雪だるま式に問題が大きくなり世界的な金融危機へと移っていったのです。

サブプライムの危機の到来

昨年2008年は経済の話題としては明るいニュースはありませんでした。2007年のころからサブプライムローン問題への注意を促している人たちはいました。その人たちの予想通りサブプライムローンを抱えた大手金融機関、大手証券会社の破綻から、欧州銀行の問題対策での市場安定化など、世界規模の金融危機に見舞われてしまったのです。

大きな損失

アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズの破たんが、2008年9月でした。そして世界中の中央銀行が金融危機の対策として、巨額の資金を供給することとなったのです。2008年の10月には、アメリカの金融機関がサブプライムローンに関する損失を発表しています。メリルリンチやシティグループなど、合わせて損失額は100億ドルにも上っていました。
提供:Wealth Research&Report


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