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ヨーロッパにおける金融危機の影響

拡大する影響

ヨーロッパでは金融危機の影響は今も拡大しています。アメリカから始まった金融危機ですがアメリカと同じように債権問題を抱えているヨーロッパでも影響が出ています。また、オイルマネーで経済が発展してきたロシアでも同じ状況です。昨年の10月のことです。イギリス、ドイツ、フランスの金融機関の経営危機が一気に表面化しました。対策はその都度実施されました。大規模な公的資金の注入と銀行間の取引に対する政府保証といった内容の具体策を打ち出しています。

公的資金注入

ヨーロッパでの金融危機は金融機関への不安感によるもの考えられています。それはサブプライム関連の債権がアメリカよりもヨーロッパ系の金融機関に多く保有されていたという状況があるからです。公的資金の注入は巨額でした。イギリス53兆円、フランス49兆円、ドイツ65兆円と3カ国だけで160兆円にもなるのです。アメリカが70兆円であったことから、ヨーロッパがいかに金融機関への危機感が大きいかを示しています。

金融危機でのロシアの動き

ロシアでの影響はどうだったでしょうか。今回の危機でヨーロッパ・EUの存在がロシアにとって非常に大きかったことが明らかになりました。ここ3年間ではロシアの株式市場は大きく拡大しています。3倍以上とも言われています。これはヨーロッパの外国人投資家による投資の結果によるのです。しかし、昨年8月のロシアのグルジア危機が起きてからは、その外国人投資家の撤退によって資金の流出が起こりました。そこへアメリカの金融危機が襲ったのでした。ロシア市場は世界最大の暴落を記録したのでした。

機能停止した金融市場

金融危機の影響として金融市場の機能停止があります。ヨーロッパで大きな問題でした。また、ロシアでの金融機関はまだ規模が小さく、企業などはヨーロッパの市場で債券を発行したり、融資を受けたりしていた実態があります。ヨーロッパのマネーがあったからこそロシアが経済の拡大ができたのです。ヨーロッパの金融市場の機能停止はロシアに深刻な影響を与えました。

金融バブルが崩壊したヨーロッパ

世界的な金融危機はアメリカ流のマネーゲームの結果であると批判する人もいます。しかし、アメリカだけではなく、ヨーロッパでも金融バブルはあったのです。イギリスでは15年の間好景気でした。住宅市場が拡大していたからなのです。しかし、住宅バブルは破裂しました。金融危機と同時期であったため、イギリスは2重に影響を受けてしまったのでした。
提供:Wealth Research&Report

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