金融危機と金利の関係
金融危機と金利の関係
金融危機によって金利はどのように変化したのでしょうか。まず金利ということの意味について説明しましょう。いうまでもなく、金利とはお金を借りたり預けたりした時につく利息や利子ですが、元金に対しての割合で表示されます。この金利と為替が一般的になったのは実は最近のことです。80年代に「レーガノミックス」と呼ばれる政策としてアメリカが高金利政策を行いました。そのおかげでドルが大きく値上がりし、為替マーケットでこの金利が注目を集めるようになったのです。金利の変動
金利の高低は何に影響するのでしょか。どの国でも政府や中央銀行が公定歩合を決めることで基準金利が決まります。経済的に見れば金利は貨幣市場の価格に相当します。ですから金利の変動は経済に大きく影響します。ゼロ金利政策とは
金利を極端に引き下げる政策を「ゼロ金利政策」と呼びます。日本でもこの政策が行われたため一般的になりました。この効果は、短期金融市場に大量の資金が供給されることによって景気を刺激することにあります。実際にゼロになるわけではなく、無担保コール翌日物の平均金利がゼロになるのです。銀行間の取引において資金を借りて翌日に返済するという取引が金利ゼロということです。金利をゼロにして短期の金融市場の活性化を促すことができます。ゼロ金利政策の効果とリスク
ゼロ金利政策の効果とリスクはどうでしょうか。金融危機においては金融システムの安定化やデフレの後退などの効果が期待できます。これは企業が銀行からお金を借りやすくなるということです。しかし、預金者にとってはマイナスとなります。預金の利息がほとんどないことになるからです。精神面で見てみると、企業が安易に借金にたよってしまいますのでモラルハザードという問題がでてきます。金利の今後の動向
アメリカは2008年12月にセロ金利政策をとりました。連邦準備制度理事会(FRB)がFF金利の誘導目標値を0.25%以下に設定したのです。FF金利とはフェデラル・ファンド金利という政策金利です。アメリカの中央銀行、連邦準備制度理事会が短期金融市場を操作する時に設定します。ゼロ金利のリスクは何でしょうか。破たんしてしまうような企業がこのゼロ金利のおかげで生き延びることです。不良債権の本格的な処理も遅れていきます。金利を引き上げることで経営不振の企業を倒産させて、社会全体の構造改革を進めるべきであるという意見もありますので、今後の動向はわかりません。おすすめの記事
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