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歴史の中の金融危機

繰り返される歴史

歴史の中での金融危機についてみてみましょう。世界恐慌のことがまず考えられるでしょう。しかし、2007年ごろからの金融危機は世界恐慌に匹敵する規模だとも言われています。100年に一度のレベルの危機なのです。2008年も経済の不調は続きました。そして、2009年でも回復の兆しは見られないため、このままでは深刻な事態になると考えている人もいるようです。

世界恐慌の1929年は

歴史は第1次世界大戦のころから始まります。第1次世界大戦は1918年に終戦となりましたが、戦場となったヨーロッパは大変な混乱の中にありました。反対に戦場とならなかったアメリカは、ヨーロッパからの債務国となり栄えていきました。戦後の好景気に恵まれたのです。同時に株価は上昇していき過剰生産の傾向が強くなっていったのです。そのような状況で、1929年の10月24日にアメリカのニューヨークで株価の大暴落が起こったのです。世界恐慌の始まりでした。実態としては10月24日だけが株価大暴落の日ではありませんでした。その翌週も起こっています。問題は短期的なものではなく長期にわたってしまったことにあるのです。

世界恐慌の他の原因は何か

当時の歴史を振り返りながら世界恐慌がなぜ起こったのかを考えてみましょう。もちろん、株価の大暴落は直接的な原因ですが、その背後に別の要因があると考えられます。例えば当時の経済状況です。世界中の金融機関は信用を失っておりお金の流れが極端に悪くなっていました。そのため、世界中の経済は非常に停滞してしまっていたのです。

アメリカのとった対応

当時の各国政府は、一斉に世界恐慌のための対策を打ち出しました。アメリカでは有名なニューディール政策が実施されました。当時の大統領はルーズベルトでした。この政策は政府が経済政策の舵を取るという手段でした。その効果があり、1930年代中盤ごろには世界恐慌の影響から抜け出しました。最終的にアメリカの景気が回復するのは第二次世界大戦の終戦後のことでした。

その他の各国のとった対応

フランスやイギリスはどのように対応したでしょうか。多くの植民地を保有していたこともあり、特定の植民地との取引に絞り込む政策を打ち出しました。植民地からは必要な資源を自国に輸入し、自国で生産された商品をその植民地に輸出することにより、経済効果を高めようとしたのです。植民地の少なかったドイツや日本は同じような政策を打ち出すことはできませんでした。ドイツでは第1次世界大戦での賠償金に苦しんでいるところに、世界恐慌が追い打ちをかけた状況となりました。このような世界恐慌の歴史から、どのようなことを学び、どのようなことを現在の金融危機の対策として各国は打ち出すのでしょうか。
提供:Wealth Research&Report

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