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アジア通貨での金融危機

アジア通貨の強さについて

現在の金融危機におけるアジア通貨との関連性はあるのでしょうか。アメリカのサブプライム問題に端を発し、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズの破たん以降、世界は金融危機に突入してしまったのです。アジア通貨は、欧州各国が資産の売却を始めた影響を受けて、下落の一途をたどっています。その中で、唯一日本円だけは例外的に下落していません。逆に為替レートの中で一番の強さを維持しているのです。

アジア通貨の危機による影響

アメリカの政策が赤字経済を容認した19995年以降は、ドル高の傾向になっていました。それにつられてアジア通貨も上昇していったため、輸出を主体としたアジアの各国の経済は停滞するようになりました。その後、ヘッジファンドがアジア通貨の変動相場制を取り入れる必要に迫られたため、通貨の急速な下落を招いて、アジアは金融危機を向かれることとなりました。1997年頃のことです。特に影響が大きかったのは東南アジアと東アジアの国々でした。また、その通貨危機はアジア以外の他の地域であるブラジルやロシアにも影響を及ぼしました。

政権も壊す力

アジアでの金融危機は単に経済に影響を与えて、不況をもたらしただけではすみませんでした。各国の政権にも影響を与えています。タイではチャワリット・ヨンチャイユット内閣が金融危機の影響で失脚しています。インドネシアではスハルト大統領が実に30年という長期政権であったにも関わらず、辞任に追い込まれてしまいました。辞任に追い込まれた当時は、国民の経済に対する不満が民主化を求める声となり暴動さえも起きるようになったのでした。アジアの経済は世界中から不安なものと見えました。

IMFの動きの影響

アジア通貨に大きな影響を与えたものとして、IMFが挙げられます。国際通貨基金(IMF: International Monetary Fund)が計画した資本移動の自由化に伴ってアジア各国は海外からの資本導入を短期物で実施していました。結果として、流動性の高い資本が流れ出ることになり問題を悪化させてしまいました。さらに、IMFが命じた高金利政策や緊縮財政は、アジア経済の不安定な状況に追い打ちをかける結果になったのだと考える人もいました。

アメリカとアジアとの関係

通貨危機の問題の原因はアメリカとの関係にあったと考える人もいます。当時のアジアの経済成長のシステムが、1990年代アメリカが急成長を遂げたころのシステムに類似していたからです。アジアより信用度の高いアメリカに資本が流れるようになりアジアの経済成長は衰退の傾向を強くしたということは言えます。
提供:Wealth Research&Report


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