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ソロスの語る金融危機論

ジョージ・ソロスについて

ユダヤ系アメリカ人のジョージ・ソロスという有名な投資家いました。彼は金融危機に対して非常に注目されたコメントを残しています。投資家というだけではなく、投機家、慈善家、または哲学者といろいろな顔を持っています。1970年が1990年にかけて大活躍しました。現在は78歳の高齢ですが、彼の活躍はいまだに世界中の注目を集めています。

イングランド銀行をつぶしてしまった男

彼の取引で有名なものがあります。1992年イギリスの為替介入に対抗して、イギリス通貨のポンドを実に100億ドル以上も空売りしたのです。結果、イギリスのポンドは下落したため、この取引のおかげで20億ドルもの利益を得たのです。この有名な話から、彼はイングランド銀行をつぶした男と呼ばれたのでした。

今回の金融危機を斬る

ジョージ・ソロスが専門家の立場から今回の金融危機についてコメントしています。非常に興味深いものです。まず彼は、アラン・グリーンスパン氏のことを述べています。グリーンスパン氏はアメリカの連邦準備制度理事間(FRB: Federal Reserve Board)の議長を務めていた人です。グリーンスパン氏が住宅バブルの時に行った、自由主義的政策が間違いであったというのです。その政策が市場原理主義の立場で行われており、本来ならば逆の立場で国が監視すべきことや責任を取るべきであったことを、一切行わなかったと語っています。グリーンスパン氏もその間違いを認めています。この対策の結果、国を救おうとして国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)が貸し付けを行ったとしても、投資家や消費者が大きな被害を受けてしまった後であれば、その効果は何の意味もなさないだろうと述べています。

中国のこれからに注目

ソロス氏が明らかにしたところによると、中国では国自らが自国の経済政策に関与しているため、他の国と比較すると今回の金融危機の影響は少なかったと推定されます。しかし、中国政府が国内の需要のみ執着してしまうことは仕方ないとしても、政策としては不十分であると、彼は考えています。中国が世界の中心になって、金融危機で衰退した世界経済の立て直しを進めていくことを彼は期待しているのです。また、この金融危機をきっかけとして、中国だけではなく、産油国なども大きさ資産を得るだろうと述べています。

重要性のある環境問題

ソロス氏はなおも述べています。これからの世界のエネルギーとして代替エネルギーの開発や、資源の節約といった環境問題の解決のための投資が必要となるのです。排出されるガスに国際基準を設け、それに対して費用を払うような世界的な制度の確立が必要であるとも述べています。
提供:Wealth Research&Report


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