金融危機とバブルの関係
どうして金融危機は起きたか?
今回の金融危機はどうして起きたのでしょうか。アメリカのサブプライムローン問題がその引き金と言われています。しかし、それだけで世界中の経済に深刻な影響を与えたのでしょうか。このような状況になったのはもっと根本的な別の原因があったのではないかという疑問がわいてくるのです。この事態は防ぐ方法はなかったのでしょうか。預言者が語ること
金融危機が起こった後になって、そのことがわかっていたと話している人は多いのです。しかし、発生前に行動を起こした人はほとんどいませんでした。その中で、この問題を防ごうと、世間の注意を喚起していた人がいます。アメリカのエール大学教授のロバート・シラー氏です。有名な経済学者として知られています。かれは住宅バブルがピークの20005年頃からサブプライムローンの危険性に気が付き、住宅バブルの崩壊を予言していました。彼は、住宅バブルの崩壊だけではなく、その影響としての不景気そして金融危機の危険性について警告を出していました。その警告を何故受け入れて、早めの対策を打たなかったのでしょうか。政府や規制当局は、話は確かに聞きましたが、実際の行動に出ることはありませんでした。その代わりに政府関係筋の経済専門家の意見を優先させてしまったのです。研究の根本的な仕方
シラー氏はどうして今回の金融危機を予測できたのでしょうか。それは1929年の世界恐慌の研究はもちろんですが、それ以前の情報を徹底的に研究したのでした。しかし、その他の経済専門家たちは10年から30年程度の過去のことだけを調べていました。あまりにも最近の情報だけを見ていたのです。金融危機の発生がまったくの予想外の出来事ですから防ぐことはできませんでした。問題は心にもある
今回の金融危機は金融の危機というよりも人々の意識の持ち方、つまり心の危機であったと考える人もいます。もちろん、サブプライム問題と住宅バブルは問題だったのですが、それはきっかけに過ぎません。人々の心のネガティブな感情が物事を悪い方へと導いてしまったのです。危機なるとわかっても何故かその危機へのめり込む自殺行為のようなものと考えられます。住宅価格の値下げはいつまで続くのか
シラー氏の言葉を借りれば、アメリカの経済の回復は住宅価格の値下げが止まらない限り見込めないということです。今まで2年間以上の間、住宅価格は下降し続けています。もう、折り返し点に来たと考える人もいますが、それは誰にもわからないのです。おすすめの記事
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