オルタナティブ案件への投資
オルタナティブ案件への投資
オルタナティブには、いろいろな意味があるが、証券の世界では、大抵オルタナティブ投資のことを言う。オルタナティブ投資とは、株式や債券等、従来から行われている資産運用以外の、ヘッジ・ファンド、商品、不動産等を投資対象として、より広い範囲の運用手法を用いたり、リスクの異なったいくつかの運用対象を組み込むなどして投資を行うことをまとめて言う。
オルタナティブ投資の特徴と絶対リターン
投資対象として、ヘッジ・ファンド、ベンチャー・キャピタル、不動産ファンド、非上場株式ファンド、再生系ファンドなど、これまでにはあまり知られていないような、独特なものを投資対象としているのがオルタナティブ投資の特徴である。さらに、株式市場動向や金利動向の影響を緩和しながら、絶対リターンの確保を目指すところも注目すべきところだ。また、短期的な利益を目指すものではなく、投資対象として価値のあるものをじっくり選び、長期的に、じっくりと資産運用を行うものとなっている。いろいろな手法を用い、あるいは、新しい資産クラスへの投資を行うのがオルタナティブ投資なのである。
オルタナティブ投資のメリットとは
オルタナティブ投資の基本は、長期的にじっくりと取り組むことなので、市場変動に左右されにくいものとなっている。また、一般投資家が直接投資できないものを投資対象としているので、資産運用を考えたときに投資の対象が広がり、分散効果も期待できる。伝統的な投資との相関性があまりないので、オルタナティブ投資商品を組み合わせることによって、投資の分散効果を一層高めることができる。このようなところがメリットと言えるだろう。
オルタナティブ投資のデメリットとは
一方、商品性が複雑で流動性・換金性に乏しい、といったデメリットもあることを知っておくべきである。オルタナティブ投資を行いたいなら、商品の内容をしっかり勉強してから始める必要がある。また、投資してから、実際に利益を得るまでに、数年かかる時もある。
オルタナティブ投資の今後
このようなことから、オルタナティブ投資は、これまでは機関投資家や富裕層など、一部の投資家のための金融商品だった。けれども、銀行の低金利時代が続く中、自分の資産は自分自身の力で増やす必要が強まり、また、団塊の世代の人たちの大量定年退職なども重なり、運用する側でも、新しい投資の対象として、広い範囲でオルタナティブ投資を広めようとする姿勢が現れ始めてきている。未来の投資対象として、これからオルタナティブ投資はより一層広まっていくものと見られている。
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