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個人の趣味と実益を兼ね揃えたオルタナティブ・インベストメント

オルタナティブ・インベストメント


最近関心が高まっている投資の方法に、オルタナティブ投資があり、オルタナティブ・インベストメントとも呼ばれている。日本語では代替投資とも呼ばれる。これまで、資産運用の基本的な投資対象は、株式や債券、投資信託といった商品だった。資産運用に際しては、このような伝統的な資産に分散投資し、価格リスク、金利リスク、為替リスクといったリスクを出来るだけ軽くしながら利益を追求するのが、資産設計の基本とも言える。

インターネットとオルタナティブ・インベストメント


今まで、このような投資は、プロの大口投資家が対象で、一般の個人投資家は参加することができなかった。だが、インターネットの普及に伴い、ネット取引の普及や、ネットを使って小口の資金を集めることが出来るようになったことなどから、個人向けの商品もいくつかの証券会社で取り扱われるようになった。これにより、オルタナティブ・インベストメントは個人の趣味と実益を兼ねた運用ともなったのである。

ゲームに投資


最近では、年金基金で資産の一部をこのようなオルタナティブ・インベストメントに振り向ける、といった動きも顕著になってきている。ヘッジファンドなど以外にも、個人向けの、どちらかといえば趣味的な色合いが濃いオルタナティブ・インベストメントとしては、かなりユニークな商品も出ている。ある証券会社では「ゲームファンドときめきメモリアル」というゲームの出荷本数に応じて償還金額が決定される投資信託があった。これは、制作されるゲームの出荷本数が多ければリターンが上がるという仕組みになっていた。

音楽やワインに投資


音楽に投資するものもある。音楽の原盤権を証券化し、アーティストのファンや個人投資家に販売して、投資の対象とするものである。アーティストからすると、なかなか売れずにメジャーデビューできなくても、資金調達ができることになる。知名度を広げたい音楽アーティストと投資家を結ぶ証券化ビジネス、というわけである。また、ワインに投資する、というものもある。ワインは、特殊な情報収集と買付・保管などの知識が必要で、さらに、ワインは最初の生産量が決まっていて、年代もののワインは消費されて希少性が高まることはあっても、増えることは決してない。このような特殊な商品を投資対象としたものである。ただし、これは現在は投資の参入はしていないようである。

ハイリスクなオルタナティブ・インベストメント


オルタナティブ・インベストメントは、ハイリスクでありながら、投資対象によっては極めて高いリターンが得られる可能性もある。ゲームや音楽、ワインといった娯楽性の高いものは愛好家の評価によって人気が大きく変動する、そのためリスクも高いことになる。さらに、個人向けの商品は匿名組合形式のものが多いようだが、匿名組合の営業者が破綻した時には、出資金や収益が分配されないリスクがでてくる。取り扱っているところの信用性も良く確かめる必要がある。
提供:Wealth Research&Report


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