新しい金融資産であるオルタナティブ投資
絶対リターンを目的とした長期的運用がオルタナティブ投資
オルタナティブ投資とは、今までは機関投資家や富裕層など、一部の投資家のための金融商品だった。しかし、最近では一般の投資家でも、運用を行うようになってきている。ベンチャー・キャピタル、再生系ファンドなどのユニークな商品を対象とした、“絶対リターン”を目的に、「成功報酬」という概念で運用されるもので、短期の相場の動きに一喜一憂することなく、長期的な資産運用を行うものがオルタナティブ投資なのである。
リスク分散もオルタナティブ投資の目的である
伝統的な投資対象である株式、債券と相関しないような一連の運用対象に投資することを言う。代替資産をポートフォリオに組み入れることにより、リスク分散効果が期待できるのもオルタナティブ投資の特徴である。大切な資産の安全性を高めつつ、同時に増やすための分散投資の対象として、検討する人も増えている。オルタナティブ投資の対象としては、ヘッジ・ファンド、プライベート・エクイティ、不動産、などが代表的である。オルタナティブ投資の対象となる資産をオルタナティブと言う。
注目されている金融資産
ゼロ金利時代が続く中、さらに、世界的な経済の低迷を背景に、近年一般投資家だけでなく、企業年金でも、資産運用難に悩むところが増えている。このため、年金でも、リターンの獲得だけでなく、資産の受託者責任もあることから、リスク管理の重要さも合わせて、オルタナティブ投資を始めるところが増えているようだ。金融資産としてのオルタナティブ投資商品の重要性は、これから一層高くなるものと見られている。
これからの様々な課題
こうしたことからも、世界的規模の金融市場との緊密なネットワークや、最新の金融技術を活用した、新しい商品も出てくるであろう。この先は、より分かりやすく、親しみ易いサービスの提供も求められることになってくる。提供する側と、運用を行う側との、運用方針やリスク管理方法等について、お互い理解を深めることもより大事なこととなるだろう。リスク管理に関しては、価格変動の他にも、業務や法務、信用性、流動性等、様々な立場からリスクを常に監視し、機動的に対処することも大事となる。
リスク管理が最も重要
日本では、単独の資産クラスではないことが一般的で、現在では、ある資産の一部あるいは代替として考えることが多いようである。投資比率に関しては、ある程度影響度のある配分として、5~10%が現実的なようだ。しかしながら、投資比率が10~15%程度以上になると、ポートフォリオ全体でのリスク管理視点からの整理が、伝統的資産よりも非常に重要なものになるとされている。
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