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多角的な戦略が求められるオルタナティブ投資

より高度で多角的な戦略が求められるオルタナティブ投資


オルタナティブ投資は、ヘッジファンドやプライベート・エクイティ・ファンド、不動産ファンドなど、新たな投資戦略によって、投資の分散効果を高めると共に、より効率的な収益確保を目指すものである。オルタナティブ投資には、投資理論や市場の研究と共に、株式、債券といった、これまでの投資で応用されてきたような、コンピューター応用技術および運用プロセスの高度化などを通じた多角的な戦略が求められる。

オルタナティブ投資の質的向上


金融危機につれ、投資に充てる金額も減少傾向にあるようだが、同時に、多くのファンドが淘汰された結果、運用やリスク管理面で実力を持ったファンドが生き残り、これに伴ってオルタナティブ投資の質的向上も期待できる、という考え方もある。高いレバレッジを利用するヘッジファンドの多くが淘汰され、これからは、レバレッジに頼ることなく、地道に超過収益獲得を目指すファンドの割合が相対的に高くなるのではないか、とも見られている。

注目されるディストレスト戦略


専門家の中には、戦略面で、ディストレスト戦略やマクロ戦略、株式市場との相関性が低いロングショート戦略などが注目である、と言っている人もいる。ディストレスト戦略は、最近までは考えられなかったような割安の案件を手に入れられる可能性があり、場合によってはディストレスト戦略の当たり年が来るのでは、という考え方もある、とのことだ。ディストレスト戦略は、破綻企業などに投資するものだが、近年、ヘッジファンド投資家の間で関心が高まっているようである。

長い目で見ることも必要


世界的な景気悪化に伴い投資案件が増えている状況で、値下がりした低格付け債券に注目が集まっている。だが、資産売却が難しいなどのリスクも高いので、今が投資の絶好のチャンスかどうかは、見方は分かれるところのようだ。これ以外にも、オルタナティブ投資の世界は広いので、まだまだ新しい商品が登場する可能性もあり、じっくりとオルタナティブ投資を検討したほうが良いようである。

投資家による自己責任は重要


オルタナティブ投資は内容を理解するのが難しいことから、一般投資家からすると、運用をマネージャーやアドバイザーに任せざるを得ないことも多いものである。だが、高齢化社会や年金給付削減の動きから、好む、好まざるに関係なく、投資の自己責任において資産を作り出すことが強く求められる時代となってきている。このような中、運用会社に紹介された投資戦略をそのまま応用するだけでなく、絶対リターンを目指しているオルタナティブ投資戦略について、総合的に考える、あるいは考え直すことも必要となってくる。
提供:Wealth Research&Report

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