オルタナティブ投資の広まり
オルタナティブ投資への関心
近頃、オルタナティブ投資に対する関心が高まってきているようだ。オルタナティブとは、元々は“代わり”などの意味がある。これが、資産運用での、いわゆる「オルタナティブ投資」では、上場株式や公社債などの、いままでなじみのあった投資に対する、“代わり”という意味になる。普段は、「代替投資」などと言われたりする。以前は、このオルタナティブ投資というものは、機関投資家など一部の投資家向けの商品だったが、最近は、小口化されてより始めやすくなるなど、個人投資家の間にも広まりつつある。
今までのオルタナティブ投資
これまで、オルタナティブ投資は、市場の変動で資産価値が少なくなっては困る資金のための運用手法として、じっくり長期的に取り組むものとして運用されるものだった。このようなことからも、機関投資家による年金基金などの運用や、特定のお金持ちの資産運用の方法として一部の人に利用されていたのである。このため、オルタナティブ投資は、公募ではなく、50人未満のような、少人数の投資家に対してだけ「私的に」資金を募集して運用されていた。
オルタナティブ投資が人気の理由
近年、一般投資家の間でもオルタナティブ投資の関心が高まってきた背景としては、やはり、アメリカ経済の不透明さの高まりが考えられるだろう。その一方、金、原油などへの投資の好調があり、これまでの株式などへの投資から、より幅広い分野への投資の必要性を感じる投資家が増えてきていることが挙げられる。また、オルタナティブ投資の各種ファンドには「成功報酬」という概念があり、“絶対リターン”を追求する仕組みとなっている、ということも関心を呼んでいるところだろう。
オルタナティブ投資のメリット
オルタナティブ投資を取り入れることによって、より投資の幅が広がり、投資のチャンスも広がることになる。また、空売りや先物・オプションなどの手法を用いることで、市場が値下がりしても利益が出るチャンスを得ることができる。このようなところも、オルタナティブ投資の魅力といえる。分散投資を行うことでリスクを出来るだけ抑える、というのが、オルタナティブ投資の最大のメリットと言えるだろう。
分散投資の取り組み方
例えば、株価が下落している一方で、金や原油などの価格が値上がりする、ということも考えられる。こうした市場の動きにあまり左右されない投資対象もあるので、このようなものをいろいろ集めて運用することで、一つの商品だけでは得られない効果を得ることが出来る。たとえ、一つの商品で損をしても、別の商品で補うことが出来る、というのが、分散投資のメリットである。しかし、これには、短期で利益を目指さず、ある程度長期的に取り組む必要がある、というのが心がけるべき点である。
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