オルタナティブ投資と商品ファンド
ファンドの一つである、商品ファンド
近頃は、大切な資産の安全性を高めながら増やそうと、オルタナティブ投資による分散投資を検討する投資家が増えてきている。商品ファンドは、株や債券等の伝統的な資産とは別の投資手法で近年注目されている、オルタナティブ投資の一つである。商品ファンドは、ファンドの一つであるが、ファンドは、複数の投資家から集めた資金を一つにまとめて、いろいろな市場で運用し、収益を上げていくことを目的とした金融商品のことである。
商品先物取引と商品ファンドの違いとは
オルタナティブ投資にも数種類のファンドがあり、運用する対象が主に株式の場合は株式投資信託、不動産であれば不動産投資信託(REIT)、そして商品であれば商品ファンド、と呼ばれる。商品先物取引は、投資家が自から売り・買いの注文を出すなど、投資家自身で運用を行わなければならないが、商品ファンドは、投資のプロであるCTA(商品投資顧問会社)が運用するので安心である。銘柄などの分散投資で、リスクの軽減も行うことが可能である。商品市場への関心度
商品先物取引は、今までは、ハイリスク・ハイリターンで、株と比べても危険が大きい、と言われていた。だが、最近では、商品先物取引をポートフォリオに組み入れる意味も重要になってきているようだ。この理由として、株式と商品の、値動きの方向性にある。例に挙げると、株価が大きく下落した時でも、商品の値段は下がらない、あるいは逆に値上がりするというケースがある。87年のブラックマンデー(世界同時株安)の時、商品先物で運用する商品ファンドが、かなりの運用実績を維持したことで、いっぺんに商品投資に対する関心が高まったりもした。
新興国の経済発展にも貢献
このように見てみると、株の値動きに左右されない、ということからも、商品先物取引がオルタナティブ投資の運用対象とされるわけである。また、BRICSと呼ばれるインドや中国などの新興国の経済発展に伴う、商品需要の拡大から、商品市場は2002年以降、毎年20%以上の値上がりを続け、特に銅などの鉱物資源や原油などのエネルギー資源が著しい値上がりを見せている、ということも、商品市場への関心の高まりの理由と言えるだろう。
安心の商品ファンド
商品ファンドで運用を行うCTAは、商品先物取引の専門家である投資顧問会社である。金融工学に基づいた徹底的なリスク管理を行うことにより、相場の上昇・下落局面に関わらず絶対リターンを追及している。また、高度なテクニカル分析を用いて独自の運用プログラムを作り、成果報酬に基づいて運用を行う。このような点で、オルタナティブ投資での商品ファンドは、安心して運用が行えると言える。
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