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オルタナティブ投資と経済貢献

商品開発が進むオルタナティブ投資


経済状況が悪くなる一方、上場株式や債券などの伝統的な投資の手法以外を対象とした、オルタナティブ投資による資産運用に対する関心が高まっている。経済の低迷により上場株が下落するのに対し、リターンが期待でき、将来の給付に必要な利回りの確保につながることから、各証券会社も様々な新商品の開発に取り組もうとしている。オルタナティブ投資の特徴としては、経済の動きによる影響を緩和しつつ、絶対的なリターンの確保を目指す、ということがある。

リターンの向上とオルタナティブ投資


オルタナティブ投資のファンドは、運用者がリターンを向上させることにより、そのパフォーマンスのほとんどが投資家に還元され、運用者にもその一部が還元されるという成功報酬の仕組みを導入している。例に挙げると、株式、先物、現物、デリバティブ、商品等、様々な投資を対象に、主に経済のファンダメンタルズや市場間の歪みに着目して調査・分析を行い、割安と判断される資産を購入、または割高と判断される資産を空売りして、収益の獲得を目指す戦略などを取り入れる。

ハイリスク・ハイリターンであるオルタナティブ投資


しかし、オルタナティブ投資は、長期的な資産運用なので、長期にわたる投資期間中の経済環境や金利水準など、いろいろなリスク要因が想定される。このようなことから、どこの証券会社が取り扱うオルタナティブ投資の商品でも、一定の投資成果を約束しているものではない、ということを了承しておかなければならない。オルタナティブ投資の商品には、ヘッジ・ファンドやプライベート・エクイティ・ファンドがあるが、ハイリスク・ハイリターンであり、元本の保証がない、ということも知っておかなければならない。オルタナティブ投資は、投資手法が複雑で、投資に失敗すると損失が大きくなる商品も結構ある。

オルタナティブ投資の普及で、経済の活性化をもたらすか?


近頃、ある銀行の公募投信で、日本株のマーケットニュートラルファンドの販売広告が出たりもしている。これはヘッジファンドの運用手法としては代表的なものであり、これまで私募投信では特別めずらしいものでもなかったのだが、公募投信での販売は初めてと言われている。このようなことから、この先、ヘッジファンドの運用手法を取り入れた公募投信が増えてくるものと見られている。これが、日本経済の活性化にも繋がればいい、という期待もあるようだ。

まだ未成熟なオルタナティブ投資


オルタナティブ投資は、現在では運用対象商品のマーケットがまだ未成熟なこともあり、経済市場の動きに伴う時価の算出方法や、権利保全はどうなるのか、さらにディスクロージャーではどのように記載されているのかなど、決められていない部分が多く、不安定な部分もあるようだが、これからは整備も進むものと考えられる。日本経済新聞などでも、オルタナティブ投資に関する広告がこれからは数多く見られるかもしれない。
提供:Wealth Research&Report


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