ヘッジファンドとオルタナティブ投資
いろいろなファンドを投資対象としているオルタナティブ投資
近頃、オルタナティブ投資に対する関心が高まっているようだ。オルタナティブ投資の特徴として、上場株式や債券などの伝統的な資産運用を超え、様々な投資戦略をすることが挙げられる。ヘッジファンドやプライベート・エクイティ・ファンド、不動産ファンドなど、新たな資産クラスを投資対象とした、ユニークな投資方法である。オルタナティブ投資にはいくつかの対象があるが、その中でも主流となっているのが、ヘッジファンドである。ヘッジファンドは、通常は私募によって機関投資家や富裕層等から私的に大規模な資金を集め、金融派生商品等を活用した様々な手法で運用するファンドのことを指している。
市場の動きとヘッジファンド
ヘッジファンドがターゲットの対象とするものには、株、株価指数先物、債券、債券先物、商品先物、通貨など様々なものがある。また、買いのみならず、空売りも行う。ヘッジファンドとは、あらゆる金融商品で、あらゆる手法を使って縦横無尽に投資を行う手法なのである。ヘッジファンドのメリットは、市場のトレンドに左右されず、安定した収益あるいはズバ抜けた収益を得られることが可能な点にある。
ヘッジファンドとは理解しにくいもの
ヘッジファンドには、ロング、ショートのポジションを持って市場リスクをヘッジするファンド、市場リスクに中立の立場に立ち、裁定取引によってもうけるファンド、情報伝達スピードのギャップに収益を見出すイベント・ドリブン、大きな市場リスクをとるグローバルマクロ投資、など、いろいろなものがあり、現在では多様化している。このため、運用手法が高度過ぎることから、一般の人にとっては難しいところがある。そのために、専門家であるファンドマネージャーを信じて運用を委ねることになる。ヘッジファンドの定義はとても難しいものとなっている。
プライベートエクイティファンド
これ以外のオルタナティブ投資としては、株式を公開・上場していない企業の株式に投資し、その企業の成長や再生の支援を行うことにより株式の価値を高め、その後IPOや他社への売却を通じて利益を得るという投資ファンドである、プライベートエクイティファンドと言うものもある。この中でも成長後期や再生がらみの企業に投資するファンドを特にプライベートエクイティファンドと呼ぶ場合もある。
目利きが困難なプライベートエクイティファンド
プライベートエクイティファンドの一種に、ベンチャーキャピタルがある。これは、成長期の可能性がある未公開会社の株式を取得し、会社の育成支援を通じて株式価値を高め、IPOや他社への転売を通じて投資利益を得る投資ファンドのことである。企業に対して、将来性があるかどうかを判断する能力が必要とされる。見込み通り企業の成長を実現できれば、大きなリターンが実る可能性もあるが、事業の失敗などがあれば投資した資金が戻って来ない可能性もある。いずれにせよ、一般投資家個人では運用が難しいものと言えるだろう。
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