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オルタナティブ投資の投資戦略

株式、債権と関わらないものへの分散投資であるオルタナティブ投資


最近注目のオルタナティブ投資の最大の特徴は、株式市場動向や金利動向の影響を緩和しながら、絶対リターンの確保を目指すところである。株式や債券といった伝統的資産に投資して、値上がり益や配当収入を期待するものとは別の投資手法である。伝統的な投資対象である株式、債券と関わらないとされる一連の運用対象に分散投資することで、長期的に、リスクを緩和しながら、利益を目指すものとなっている。

様々の運用をするヘッジファンド


具体的には、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券等、主に取引所に上場され流動性が高く、これまでの投資対象とされてきた伝統的資産以外の資産に投資すること、とされている。代替資産をポートフォリオに組み入れることで、リスク分散効果が期待できる。オルタナティブ投資には、様々な商品、運用方法があるが、主なものに、ヘッジファンドがある。株式・為替・債券・金利・商品などの資産を対象に、売り持ちや先物・オプションなどのデリバティブ(金融派生商品)等を活用して収益獲得を目指している、新しい投資戦略であり、代替手法とも言われる。

株式でのロング・ショート運用


ヘッジファンドには、いろいろな取り組みがあるが、株式での投資手法のひとつに、ロング・ショート運用がある。ロング・ショート運用は、株式で、一般的に割安と判断される銘柄のロングポジション(買い持ち)と、割高と判断される銘柄のショートポジション(売り持ち)を取ることで、市場リスクを抑えつつ投資収益を追求する手法のことである。株式市場中立戦略(マーケット・ニュートラル戦略)とも言われている。株式の買いと売りがほぼ同じ額になるようにポートフォリオを組み立てて、市場の影響を抑えながら、絶対収益の獲得を目指している。

マクロ戦略


また、世界の通貨・金利・株式・商品等、核市場での価格のゆがみや矛盾を理解し、収益機会を見出して運用を行うマクロ戦略というものもある。資産別戦略を例にとると、世界債券に比べ世界株式の方が魅力がある、と判断した時には、世界株式を買い建てし、世界債券を売り建てする、などで収益獲得を目指す。世界的規模の視野が求められる。

リスク管理手法が大切


日本では、低金利や株安に悩む企業年金や金融機関の間で要望が高まっており、ヘッジファンドに運用を任せる場合も目立ってきている。オルタナティブ投資は、ヘッジファンド投資に要望が集まっているため、ヘッジファンド投資の運用経験がある人にとっては有利と言える。 ヘッジファンドは、具体的にはファンダメンタルズ調査・レバレッジ・キャパシティ管理・透明性などを含めた、リスク管理に重点を置いた運用に成熟することがポイントと言えそうである。
提供:Wealth Research&Report

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