お金持ちほど税率が高くなる相続税
累進課税という仕組みについて
累進課税という仕組みについてご説明いたしますが、そもそも相続税とは、あらゆる税金の中でも税率が高いことで知られる税金のことなのですが、さらに累進課税という仕組みをとられているために、相続する遺産の額が大きくなればなるほど、税率が上がります。このことから、多額の遺産を相続するような場合になってしまうと、特に相続税の税率が高いように感じますが、それでは、実際にどの程度の税率になるのかをここで詳しくご説明していきたいと思います。
税率は金額に応じて変動する
また、相続税の税率は、金額に応じて変動するのですが、金額はある程度の金額幅をひとつのグループとして、そのグループ内であれば一定の税率になります。例えば、相続税の課税対象額が、1000万円以下の場合は、税率が10%となり、仮に課税対象額が900万円だったとすると、相続税は90万円というわけになります。次ぎに、この要領で他の金額についてもご説明いたします。
相続財産に対する税率について
次に、相続財産が1000万円から3000万円以下になると、税率も5%アップして15%になり、さらに3000万円から5000万円以下というランクに上がることによって、また5%上がって、相続税率は20%となります。但し、このあたりからは、「控除額」と言って、算出された相続税から一定の金額が差し引かれるようになりますので、先ほどの1000万円から3000万円以下の場合の、控除額は50万円なので、仮に1000万円に対する相続税が150万なので、そこから50万円を差し引いて、最終的な相続税額は100万円となります。ちなみに3000万円から5000万円以下の場合の控除額は200万円となっています。
億を超える相続の場合の税率について
続いて、さらに相続額が大きくなった場合を見てみますが、5000万円から1億円以下の場合は税率が30%となり、ここからは税率のアップ幅が5%刻みではなく、10%刻みになります。控除額は700万円で、次に、1億円から3億円以下で税率が40%で、控除額が1700万円となります。そして、最も高い設定となるのが3億円以上で、税率は50%と半分になってしまい、控除額が4700万円となっているものの、ここまでくると相続税で財産の半分がなくなってしまうことになります。
小泉内閣時代に改正
このようにして見てみますと、かなり高い税率だというイメージを持たれるのではないでしょうか。しかしながら、実際には所得税の累進課税と大差はなくて、相続税は一生のうち多くても納税回数は1回か2回程度です。また、所得税は毎年あるものなので、相続税の税率がこれだけ高くても、多くの方の関心が所得税に向いてしまっているのも無理はありません。しかも、この税率は、小泉内閣時代に改正されたもので、従来は最高税率が70%となっており、相続税の支払い義務が発生するようなお金持ちであっても、決して無視出来ない税率ではないでしょうか。
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