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債権価格と利回りの関係

債券と利回り


ここで債券を紹介しましょう。安全であり高く安定した利回りの投資商品の一つと言えます。債権の基本ですが、債権は国・地方公共団体・民間企業などが、投資家から資金を調達するために発行する有価証券のことをいいます。有価証券は正確には借用証書といいますがこれは発行する機関に対する信頼度が高いということです。したがって、それに利回りが発生します。名称として国債・政府保証債・地方債・普通社債と言われています。この呼び方は発行する主体・債権の形態・募集の仕方などの違いによって、細かく分類されています。

債権価格と利回りの関係


金利と債券価格は連動します。金利が上がると債券価格は下がり、逆に金利が下がれば債券価格は上がります。コインの裏と表の関係に似た連動関係なのです。債券の取引では、長期金融市場での10年もの長期国債の利回りや10年長期国債先物取引価格などの指標を参考にします。その他の要因も勘案しながら債券市場での発行価格が決まっていくのです。

利回りを計算する


利回りは実行利率とも呼ばれます。その数字は運用資金が一定期間にどれぐらい増減するかということを示します。投資タイプの商品購入では重要な指標です。債券では1年での運用益を収益率として表現します。計算では、利回り=(表面利率+{「額面価格―購入価格」÷償還期間}÷購入価格)×100となります。債券の投資を行う時はこの利回りが基準となっています。債券購入価格が償還時の額面価格より低くなった時の利回りは表面利率より高くなります。表面利率と償還期間は発行時から変わることはありません。しかし、債券価格は債券の市場の状況で常に変動しています。債券が流通市場にあるときは購入価格である債券価格が変化しますので、それによって利回りも変動していくのです。

債権の利回りの例


債券の計算を理解するために例をあげてみましょう。3年後に100万円で償還される割引債が80万円で発行された場合を考えましょう。80万円で購入して3年後に100万円で売れるのですから、その利回りは8.3%になります。しかし、この国債が実勢価格で90万円となったとします。すると、購入するのに90万円が必要ですから、3年間で10万円の利息になってしまいます。利回りは3.7%へと下がってしまいます。この例からわかることは、債券価格が上がれば利回りは下がるということです。
提供:Wealth Research&Report

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