高利回りを狙う途中売却の状況
途中売却と利回りの関係
投資を行っていると様々な事情でしょう。途中で投資資産を売却する必要が出てくることもあるでしょう。したがって、債券を購入して実績を見る時には利率ではなく利回りを見ることが大切です。償還まで保有する場合は利率と利回りは同じになります。これは購入価格と償還価格がほぼ同じになるからです。この時の利回りは最終利回りと言われます。これを途中で売却すると、その状況により債券価格が変わっていますから、購入価格と換金価格に差が出てくるのです。それで利率と利回りは異なってきます。購入から売却までの利回りは、所有期間利回りです。
所有期間利回りとは?
投資を行う時には、さまざまなリスクを考えておかなければなりません。予定通りに期間の満了になればいいのですが、予想外のことで途中売却が必要となるケースをありえます。これはリスクと見なせます。それによって利回りも変動します。所有期間利回りとは、保有期間中のインカムゲインとキャピタルゲインの合計額が投資元本に対する割合で示されます。途中で売却した場合によく使われる指標です。購入時にそれも把握しておきましょう。同じ債券であっても売却する時期によって換金価格が異なりますので、結果的に利回りが変わることになるのです。
途中売却と低利回り
現在は低金利状態ですので機関投資家の多くはキャピタルゲインを目的において債券投資を行う傾向が強くなっています。所有期間利回りを高めようと、債権価格の変動を見ながら短期ディーリングを行うのです。最初から債券の償還のことは考えずに売却を考えるということです。そのための利回りを想定することが一般的となったのです。所有期間利回りの計算は一般方式と現先方式のふたつがあります。一般方式では「所有期間利回り={(利率+『売却価格-買付価格』÷所有年数)÷買い付け価格}×100となります。これで所有期間利回りが計算できます。
高利回りを狙う途中売却の状況
現在のように金融機関などの債権投資においては、途中で値上がりしても売却することは、以前までは見られませんでした。1980年代前半まではインカムゲインを目的ではなかったのです。しかし、有利な利率の債券であればそのまま保有できるのですが、低利率の債券の金利が下がると、価格が大幅に下落しますので債券を保有し続けることは金融機関などの収益に影響を与えます。これを回避し想定した利回りを得るために途中売却することが一般的なのです。
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