インフレの種類による為替の動き
インフレと為替の値動き
インフレは為替の値動きに非常に大きな影響を及ぼす。インフレとなると、金利が引き下げられ、その結果為替変動が起こるということが考えられるが、これには決まった法則がある。MJやスター為替などのFX取引をする上でも覚えておきたいポイントの一つである。
バブル経済後の通貨供給
日本経済は、バブル経済の崩壊後、失われた10年といわれる大きなダメージを受けた。このダメージを回復するため、日銀はバブル時の3倍にもなる通貨を供給した。市場に大量の通貨が流れ出たわけですが、機能が麻痺している状態での供給は景気回復を見込めるかといえばそうではなかったようである。
貨幣循環機能の修復が重要
麻痺していた部分を修復させ循環できるようにならなければ、供給したままの状態で膨れ上がった苦しい状態ということになる。日銀がそれに気付き、修復することにより、巡りの悪かった状態を改善すれば、景気は回復の方向へ向かう。通貨が流通できることにより、株式市場では株価上昇に、為替市場では円安になる。今の日本経済はこのための修復作業中といえるのかもしれない。
資産運用に有利な状況
株価も為替も直近は株高・円安のピッチが急激なので、短期的に下落、場合によっては急落する局面なども今後何度かあり得る。しかし根本的な部分でこの修復作業が続く限り、過去に見られたような長期的な株価下落トレンドや円高トレンドを形成するまでには至らないはずである。今後は株やドルなどの資産を保有している人にとっては有利な状況が、長い目で見れば続くのではないか。
インフレの種類によって為替の動きが違う
このようなことから、今後為替取引をしようと思われている方は、次の2種類のインフレを把握しておいたほうが良い。景気過熱が初期インフレを引き起こす。初期インフレを抑制のために金利引き上げがされるので景気が一時的に冷める状態になる。景気・経済・物価共に安定傾向になる。日本にインフレが起こっているとすれば、為替は円高になるだろう。経済が健康な状態の場合、このようになる。しかし、スタグフレーションになると為替の動きは全く逆になる。スタグフレーションとは、物価上昇と不景気が同時に起こることだが、この場合も金利引き上げが起こる。すると不景気が加速し物価上昇止まらず 更に金利引き上げをすることになる。それでも金利引き上げの効果が期待出来ないために、為替はどんどん円安になる。こういう循環に陥ると金利はどこまでも上昇することになる。人間の体も同じことだが、まずは健康になることを心がけるのが一番だろう。
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