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ハイパーインフレ

ハイパーインフレ


ハイパーインフレとは、極度に進むインフレのことをいう。速度別で分類したインフレの中で、最も早く進む分類になる。月率50%程度から、極端な場合、一日単位や数時間単位で貨幣価値が変わることもある。通貨の信用が失われた状態ともいえる。

ハイパーインフレとは


インフレが発生したとき、中央銀行はインフレ率をある程度あげる政策を採ろうとする。人々はそれをあらかじめ見越しているので、そのインフレ率よりも高い期待インフレ率を想定している。こうなると、中央銀行はそれ以上の金融政策を強いられる。こうなると、まず金利が高騰し、金融機関から借り入れをうけている個人、企業が圧迫される。国内外の投資家に対する通貨の信用が低下し、通貨が売られる。これにより輸入品が高騰し、貿易黒字が減少、赤字は増加する。これらのことにより国家財政は悪化し、通貨に対する信頼が失墜する。ここにヘッジファンドなどが目をつけ、大規模な空売りを仕掛ける。こうなれば通貨が更に暴落し、金利や物価は際限なく高騰する。ハイパーインフレとはこのような経済状態を指す。

日本にも起こる可能性がある


これは近い将来の日本にも言える。日本では今、553兆円の借金がある。国民一人あたり赤ん坊も含めて433万借金している。一方、国の収入は50兆円で、1年間の収入の13倍もの借金をすでに日本はしている。これだけ財務状況が悪いといつハイパーインフレになってもおかしくないという見方もあるが、国の借金が多額である一方「国の貯金」とも言われる外貨準備高も多額であるので、インフレどころかデフレに近い状態になっているわけである。

対策が重要


しかし、日本でもハイパーインフレが起こったことがある。第二次世界大戦中に日本は多額の借金をし、その額は国の収入の9倍程度にのぼった。第二次世界大戦に負け、返済することが不可能になったので日本政府は大量に紙幣を刷った。市場にお金があふれかえった結果、一気にハイパーインフレを引き起こった。ハイパーインフレになれば、お金の価値は下がるため、借金の返済が容易になる。日本は預金封鎖と新円切替でハイパーインフレで混乱した状況をなんとか乗り切った。こうして一度健全化した財政だが、1965年から赤字国債を発行し続け国の借金は前述のような状況になってしまうわけである。終戦直後のような荒療治をしたら、またハイパーインフレが起こる可能性も捨てきれない。ハイパーインフレが起きた時の影響を軽減できる対策としては、外国も含めて、安定した投資対象を見つけるべく、情報収集を怠らないことだと思う。


提供:Wealth Research&Report

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