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インフレもデフレもお金の量

リンゴでみるインフレとデフレ


5個のリンゴを200円で売るとする。この世にリンゴはこの5個しかないものとする。リンゴを買いたいという人が増えると、中にはもっとお金を出してでもほしいという人がでてくる。リンゴの個数は5個と決まっているので、その結果リンゴの値段がだんだんと値上がりする。こういった状態をインフレという。これとは逆に5個200円では買いたくないという人がたくさんいて、誰も200円で買う人がいないとなれば、売る側はもっとリンゴの値段を下げて売ろうとする。こうなるとリンゴの価格は値下がりする。この状態がデフレである。

需要と供給のバランス


インフレ、デフレのどちらも需要と供給のバランスが崩れてしまうことによるものである。同じことが国内だけではなく国外との外国為替相場のやりとりの中でも発生する。輸入業や輸出業、外国為替など、お金の価値が変動することによってもバランスが崩れ、場合によると大きな痛手を負うことになる。自分の通貨が高く売れるときは、誰でも高く売ろうとする。皆が自分の通貨を外国の通貨に変えると、自国の通貨の価値は下がってしまう。逆に自分の通貨が安いときは手元にあった他国の通貨を自分の通貨にしようとする。

お金の量の異常さがもたらす弊害


インフレ時に起こる物価上昇とデフレ時に起こる賃金、雇用の低下が両方起こる場合もある。このような状況はスタグフレーションと言う。どちらにしろ、このような事態を巻き起こす根源はお金の量ということである。月に50%というような高いインフレ率のインフレがひどい状態を「ハイパーインフレ」と呼び、デフレによる悪影響の循環がとどまることなく進む、いわばデフレのひどい状態を「デフレスパイラル」と呼び、どちらにしても経済状態は良くない状態で、両方とも実質的に賃金が下がる状態にあるので社会情勢が悪くなっている場合もある。

バランスを取るための対策について


需要と供給の均衡を保つために各国はさまざまな金融、財政政策をとるが、その思惑通りにうまくいかないのが現状である。多くの国が需要と供給のバランスに悩まされているのは事実だが、ゆるやかなインフレは、経済が健全に成長していると見なされ、望ましい状態と言われることが多い。急激なインフレとデフレには早急な対策が望まれているわけだが、そう簡単に回復できない現状にある。景気の回復とはそれだけ困難なことなのである。
提供:Wealth Research&Report


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