上場廃止の時の空売り
空売りへの上場廃止の影響
株の取引で空売りは一般的な資産運用の方法となっています。空売りとは所有していない株を他から借り受けて売却します。その後買い戻して返却するのです。買い戻した時の価格が下がっていればそれだけ大きな利益となります。株式銘柄のマイナス情報があれば空売りをできるということです。株価が下がるだけならばそれは利益となっていくのですが、倒産や上場廃止ではどうなのでしょうか。
上場廃止になった銘柄を空売りしていたら?
空売りをしている時に、その会社が倒産するということは十分考えられます。特に現在のように不況下ではなおさらです。その他にも証券取引所の規約に基づいて上場が廃止となることもあるでしょう。では、会社が倒産した時に空売りへの影響はどうなるかといいますと、一言でいえばいい方向となります。何故かと言えば本来なら買い戻して返却しなければならない株がなくなってしまうので返却の必要がありません。もっとも、実際にそうなることはなく、監理銘柄や整理銘柄にいれられることとなって、やはり買い戻しは必要なのです。
空売りに関係する上場廃止の種類
上場廃止では監理銘柄と整理銘柄に、その廃止理由に応じて分けられます。監理銘柄というのは上場規約に抵触した会社です。そのことを利用者に周知するために指定します。監理銘柄になると審査の後、上場廃止へとなります。この審査によって上場廃止基準に抵触していないと判断された時には指定は解除されるようになっています。また、整理銘柄というのは倒産しそうな企業の場合に指定されます。整理銘柄の場合は取引はそのまま継続しますが、空売りは行えなくなります。
企業倒産による上場廃止と空売りの関係
企業が倒産しそうであれば、誰も株を買いませんから株価は下落します。空売りを行っていたらどうなるでしょうか。上場廃止の一か月前に信用銘柄の取り消しとなります。空売りはこの取り消し日に決済されます。決済は強制的におこなわれます。時には、倒産が明らかで上場廃止寸前の時は投資家のマネーゲームのネタにされることがあります。急騰して逆日歩によって大きく損失を出してしまうこともあるようです。
過去の事例に学ぶ上場廃止銘柄の空売り
ライブドア株の事例が過去の上場廃止の例として有名でしょう。ライブドアは証券取引法違反ということで上場廃止になった例です。ライブドアの捜査が始まった時に株が暴落しました。ライブドアの上場廃止に乗じて、上場廃止銘柄を空売りすると利益が出るでしょうか。実際には空売りしても誰も買わないため取引が成立しません。市場はそれほど甘くはないのです。このような時は空売りでも利益は出ません。
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