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ダイヤモンドとカッティング

カットの重要性


ダイヤモンドの価値は、カット(研磨)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カラット(重さ)、この4つの要素で決まると言われています。4つの要素の頭文字がすべてCであることから「4C」と呼ばれています。この4つの要素の中でも、カットはダイヤモンドの形の全体的なバランスや研磨の仕上がりの状態を評価するものであり、ダイヤモンドの評価において人の手が関わっているのはカットのみなのです。どんな原石も磨かれなければ輝けません。カットはダイヤモンドに命を吹き込み、輝きを引き出す、とても重要な要素なのです。

理想のカット


カットの働きは、光をよく取り込んでダイヤモンドのきらめきを増幅させて、さらに価値を高めることにあります。中世から20世紀初頭まで、長い年月をかけて研究されてきました。中でもヨーロッパではダイヤモンドの輝きをより引き出すための研究が盛んにおこなわれていました。1919年に、アメリカの数学者マルセル・トルコフスキーによってダイヤモンドから最高の輝きを引き出す、「アイディアル(理想)カット」が考案されました。ダイヤモンド固有の光学的・物理的な性質を基にして、理論的に理想とされる比率が計算されて「トルコウスキー・ブリリアント」が生まれたのです。このカットが最も優れた「アイディアル・カット」であるといわれ、現在もカット・グレーディングの基準とされています。

ダイヤモンドの形


ダイヤモンドのカット方法として有名なのは「ラウンド・ブリリアント・カット」ではないでしょうか。ダイヤモンドの輝きとその美しさを最も引き立てると言われています。クラウン、ガードル、パビリオンからできており、58面のカットが施されています。ラウンドブリリアント以外に一般的なカット方法として知られているのは、オーバル・ブリリアント、マーキーズ・ブリリアント、ハートシェイプ・ブリリアント、エメラルド・カット、ペアシェイプド・ブリリアントの5つです。

カットの評価の仕方


ダイヤモンドのカットは、プロポーションとフィニッシュ、この2つの要素によって決まります。まずひとつめのプロポーションとはダイヤモンドの形を数値によって表わしたものです。いかに理想的な角度でカットされているかによって、そのダイヤモンドの輝きが発揮されているかどうかの評価といえるでしょう。パビリオンが浅すぎても深すぎても、光がもれてしまい十分な輝きを得ることはできないからです。ふたつめのフィニッシュには、ポリッシュ(研磨)とシンメトリー(対称性)という2つの観点があります。 ポリッシュは表面の研磨状態のことです。シンメトリーは各カット面やキューレットやテーブルについて、形やサイズ、均等性や対称性などを測定するものです。これによって、研磨の技術の高さといかに丁寧に注意深く仕上げられているかがチェックされるのです。

評価のランク


カットの評価は、プロポーションとフィニッシュの評価を総合的に判定して、6つのランクに評価されます。プロポーションとフィニッシュがいずれも最高レベルである、「理想的」という意味「Ideal(アイディアル)」から、以下「Excellent(エクセレント」「Very Good(ベリーグッド)」「Good(グッド)」「Fair(フェア)」「Poor(プア)」となります。通常は「Good」以上のランクのものがジュエリーとして店頭に並んでいます。
提供:Wealth Research&Report

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