あのM&Aの裏にはUBSの存在が
M&A戦略が企業の将来の明暗を分ける?
企業戦略の一つとして最近盛んに行われているのが、企業の買収・合併、いわゆるM&Aです。企業の買収や合併の目的は、ただ単に企業そのものを大きくしより多くのメリットを得るためではなく、将来的に自社が成長する上で何が足りないのかを明確にし、その足りない部分を買収や合併などで補うために行われます。生存競争で勝ち残るためには、より強い企業にならなくてはいけません。それを買収や合併などで実現しようというわけです。M&Aは国境を越え海外の企業と行われることも少なくありません。
日本でもM&Aって行われているの?
たとえライバル企業同士であっても、お互いの得意分野を提供しあい、苦手分野を補うためにM&Aが行われることも少なくありません。例えば、今現在は合併が解消されていますが、ドイツの自動車メーカーメルセデス・ベンツとアメリカの自動車メーカーダイムラーの合併などが有名でしょう。どちらも世界市場で一、二を争う超大手メーカーでしかもライバル企業同士です。日本では、パナソニック(旧松下電器)が三洋電機を買収しました。これはパナソニックが三洋電機が有する太陽光発電・充電池など将来的に需要が高まるとされる分野の技術を必要としていたこと、三洋電機が多額の負債を抱えていたことなどが理由として挙げる事が出来ます。
M&Aで世界最大ガラスメーカーとなった日本板硝子
UBSグループでM&Aを扱う事業といえば、UBSインベストメント・バンクというUBSの投資銀行部門です。といってもUBSインベストメント・バンクが他の企業を買収合併するのではなく、企業と企業の間に立ち、M&Aがスムーズに行われるようサポートを行うのです。UBSインベストメント・バンクが日本で扱ったM&Aといえば2006年の日本第二位のガラスメーカー日本板硝子によるイギリス大手ガラスメーカービルキントン社の買収でしょう。このM&Aにより、日本板硝子は日本だけでなく世界最大のガラスメーカーへと生まれ変わりました。これ買収は、UBSインベストメント・バンクだけがサポートを勤めました。
ソフトバンク携帯電話事業参入とUBS
UBSが扱ったM&A案件、日本板硝子のビルキントン社買収は、経済界ではともかく一般的には大きなニュースにはなりませんでした。これは日本板硝子が、というよりガラスメーカーその物が普段からあまり話題に上るようなことが無い事が理由でしょう。では、UBSが扱ったもう一つの案件なら皆さんよくご存知だと思います。以前JRグループが経営していた携帯電話会社「デジタルホン」をイギリスの携帯電話会社「ボーダフォン」が買収、そしてソフトバンクへ売却されました。これは当時大変大きなニュースとなりましたが、実はこの案件もUBSのみが関与していたのです。
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