2008年世界時価総額ランキング、UBSは?
時価総額ランキングってなんだろう
毎年、経済紙や経済雑誌で発表されるその年の金融機関時価総額ランキングをご存知でしょうか。時価総額とは時価相場で取引されている企業が上場している株式の単価に株式の発行総数をかけたものです(株価×発行済株式数)。つまりは、その企業が保有している全株式の総額で、この数値で企業の価値を判断する基準となりうる物といって良いでしょう。これを毎年ランキングにしたものが時価総額ランキングで、投資家層の幅が広がったこと、金融不安が続いていることなどにより特に金融機関の時価総額ランキングは注目を集めているようです。
時価総額の重要性
時価総額は、その企業の価値・価格を表すもので、例えばある企業を買収しようと思った場合時価総額が高い企業であれば桁外れの買収資金が必要となるわけで、容易に買収することができない経営の安定した企業ということになります。特に金融機関は株式や証券、債券などに関わる業務を専門的に行う所ですから他の企業に比べ自社の時価総額に敏感になっています。金融機関は企業やその他の金融機関を顧客に抱える融資を行う事もあります。その際に自社の時価総額が低い場合「御社の時価総額は低すぎるので・・・」なんて言えなくなってしまいますよね。
2008年度時価総額ランキング、第1位~第3位
では2008年度版の世界金融機関時価総額ランキングを見てみましょう。前年にサブプライムショックが起き、これまでのランキングとは少々異なった様相を見せています。これまで上位を占めていた欧米の銀行に変わり中国の金融機関が大躍進した年と言っても良いでしょう。第1位は中国工商銀行(上海A)で12,65兆円。その名の通り中国最大の銀行です。第2位は同じく中国から中国建設銀行で11.97兆円。こちらは前年度も第二位にランクインしていました。そして第3位は前年度第1位だったイギリスのHSBCで10.36兆円。HSBCはプライベートバンクを得意分野としておりUBSとも経営形態が煮ている銀行です。さて、こうしてみて見ると中国の活躍が目立っていることが分かりますね。これはアジアがサブプライムショックの煽りを欧米ほど受けなかった事が理由でしょう。
2008年度時価総額ランキング、第4位~
2008年度版世界金融機関時価総額ランキング第4位以下ですが、第4位JPモルガン・チェース(米国)、第5位ウェルズ・ファーゴ(米国) 、第6位中国銀行(上海A)(中国)、第7位バンコ・サンタンデール(スペイン) 、第8位バンク・オブ・アメリカ(米国) 、第9位三菱UFJ・FG(日本) 、第10位中国人寿保険(上海A)(中国)となっています。前年度第3位だったバンカメが第8位に転落、これまでランキング圏外だった中国勢の急上昇、前年度11位の三菱UFJがトップ10に食い込こむなど、サブプライムローン問題が世界に与えた影響の大きさを改めて実感する事が出来るでしょう。さて肝心のUBSですが、前々年度は第8位にランクインしていましたが前年度今年度ともランキングトップ10には含まれませんでした。サブプライムショックでUBSがいかに痛手を負ったかが見て取れます。
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