注目のUBS2007・2008年決算発表
注目のUBSの決算発表は?
サブプライムショックによる多額の損失を計上し、スイス政府から公的注入を受けようやく落ち着きを見せるかと思ったところにアメリカ国内での脱税幇助事件発覚、一部業務停止処分。ここ数年を振り返ってみてみるとUBS関連のニュースは明るいものばかりではありませんでした。苦境に立たされる中でのUBSの決算発表は、例年以上に注目が集まるのは必至でしょう。UBSの決算時は年4回。通常であればここまで細かく発表する必要もありませんが、UBSのような大手金融機関・企業の場合は市場関係者の注目度が高いため、このように1年を4つの期間に分割し決算発表を行っています。
想定の範囲内?UBSの決算発表
悪いニュースばかりが続くUBSの注目の決算発表は、経済アナリストをはじめとする市場関係者の予想範囲内のものとなりました。懸念されていた新たな損失計上は特に見つからず、最悪の事態は脱したということになりました。サブプライムショック後の2008年8月のUBS第2四半期決算の損失は、事前の予想損失は2.81億スイスフランに対し、3.58億スイスフラン。中核的自己資本比率は11.6%となりました。こうしてみて見ると決算で発表された損失額は予想損失よりは多いものの、自己資本率は10%をキープしているところを見るととりあえず危機は回避できたことが分かると思います。
決算発表後のUBS
市場関係者はUBSの決算発表の結果は良くないものと予想していたため、予想よりは良好な状況に、決算発表後UBSの株式の買い注文がニューヨーク・東京の両証券市場で集まりました。とりあえず底値を打ち以降は経営状態は好転するのではという期待感から集まった買い注文に、UBSとUBSの株主はほっと一安心といったところでしょう。合併前をあわせると100年以上の歴史を誇るスイスの超老舗名門銀行UBSは、サブプライムショック以前は企業評価ランキングの上位常連でもありましたし、ネームバリューのある優良企業でした。これだけ悪いニュースが続いても株価は予想より下がらなかったのはひとえにUBSの底力のおかげでしょう。
2007年・2008年の決算発表
先ほどの2008年の決算発表はサブプライムショックから1年経ったせいもあり比較的落ち着きをみせた結果となりましたが、サブプライムショックが起こった2007年のUBSの決算は目も当てられませんでした。市場予想を大きく上回る巨額の損失を計上し、第二のリーマン・ブラザーズになるのではという危機説も囁かれました。現在でもその可能性が100%ない、とは言い切れませんが1年前に比べると大分薄れてきたといっても良いでしょう。それにしても今回の騒動で、市場の熱しやすく冷めやすい体質がより鮮明になった感が否めませんね。
おすすめの記事
-
始まりそうなパナソニック本社の大リストラ
約7800億円の最終赤字を2012年3月期決算で発表したパナソニッ・・・
- 金儲けを狙わず大富豪になった男
- 現代の「仕手株」の意味
- Facebook上場で9人の大富豪誕生
- 上海に住む富裕層は15万人
クイックアンケート
特集の企画を考えています。貴方が「ゆかしメディア」で読みたいのは? (1)
スポンサーサーチ
UBSに関する記事
- [PR] 大反響!海外ファンドを上手く利用した資産形成術
- UBS銀行について
- UBSの大黒柱・UBS証券
- ヨーロッパ最大の名門銀行
- UBSの前身はあの「スイス銀行」
- UBSの看板、UBSアセット
- UBSと三菱商事とのコラボ
- より大きな企業へ、UBSのグローバル戦略
- UBSとサブプライムショック
- UBSは破綻するのか?
- ブラジルの将来性に賭けるUBS
- 何かとニュースになるUBS
- 投信にも定評のあるUBS
- 豊富なバリエーション、UBSの投資信託
- UBSがサブプライムショックで計上した損失は?
- UBSの新たな開拓地、中国市場と中国株式ファンド
- UBSの増資と大株主の誕生
- UBSが抱える二つの異なるBANK
- アメリカでの一部業務停止命令、UBSがしたこととは?
- 価値観の相違?告発されたUBS
- あのスイス銀行はUBS?
- あのM&Aの裏にはUBSの存在が
- UBSのファンドと投資戦略
- 2008年世界時価総額ランキング、UBSは?
- 国際分散投資の提唱者UBSアセットマネジメント
- UBSにとっての経済アナリストの存在
- UBSとスイス政府の関係とは
- リーマンとUBS、違いはどこにある?
- UBSで口座開設するには
- UBSの日本進出と知名度
- 注目のUBS2007・2008年決算発表
ヘッジファンド情報
- [PR] 大反響!海外ファンドを上手く利用した資産形成術
- 2007年12月:インデックスファンドの最大手バンガード、ヘッジファンドに参入か
- 2008年01月:オク・ジフ・キャピタル・マネジメント 運用資産総額342億ドルに増加
- 2008年02月:ヘッジファンド2社、米小売大手ディラーズに株価対策を要求
- 2008年03月:ヘッジファンドよりも効率的分散手段の債券投資
- 2008年04月:株式ロング/ショートヘッジファンド、ベアーS救済で打撃
- 2008年05月:小型ファンド、生存率の低さが浮き彫りに
- 2008年06月:現UBSコモディティ部門責任者、現職退き天然ガス専門ヘッジファンドへ
- 2008年07月:投資家からの解約を防ぐため、成功報酬の大幅減額を打ち出したヘッジファンド
- 2008年08月:米投資会社ローンスター・ファンズ、メリルリンチの不良債権化したABSを格安で取得
- 2008年09月:米ヘッジファンドのハービンジャー、米天然ガス大手ニコル株6.3%取得
- 2008年10月:英国市場、空売りポジション開示でヘッジファンド業界が「金融危機の主犯」説を否定
- 2008年11月:世界の主要ヘッジファンド、欧州の「UCITS指令」に従う動き広がる見通し
- 2008年12月:フォルティス傘下の英運用会社アルテミス、上場ヘッジファンドを清算
- 2009年01月:ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用会社GAM、償還条件を引き締め
- 2009年02月:著名投資家アイカーン氏、スティールのヘッジファンド投資家に抗議への賛同呼びかけ
- 2009年03月:新興市場国投資ヘッジファンド、2008年のパフォーマンスはマイナス37%と過去最悪


