UBSと三菱商事とのコラボ
世界最大手UBS+日本最大手三菱商事のコラボ
世界最大規模の投資銀行部門を要するUBSは、日本の三菱商事と少々変わった投資銀行業務を行っています。ヨーロッパ最大の銀行グループUBSと日本最大手の総合商社・三菱商事とが手をとり共同設立したのが「三菱商事UBSリアルティ株式会社」です。この「三菱商事UBSリアルティ株式会社」という社名だけ見てみると、三菱商事とUBSがコラボして何かを行っていることがわかりますが、それでは一体どのような業務を行う企業なのでしょうか。
三菱商事UBSリアルティ株式会社の業務内容は?
「三菱商事UBSリアルティ株式会社」の業務内容は、主に不動産投資や活用などで、不動産を証券化しそれを投資信託として市場に上場する不動産投信(REIT:リート)を行っています。この業務を行うために設立されたのが「日本リテールファンド投資法人」です。将来価値の上がりそうな不動産や、再開発事業などの資金調達だけでなく、この投資信託に投資することで、不動産から得られる利益を投資比率に応じ得ることが出来ます。このシステムはREIT(リート)と呼ばれており、日本における外資系投資銀行であるUBS銀行が早くから積極的に行っているものです。その一環として設立されたのが「三菱商事UBSリアルティ株式会社」なのです。
イオングループとのコラボで業績拡大
具体的には、イオングループが新規出店に出資するため、日本リテールファンド投資法人REITを上場させることでその資金調達を行います。新たに出店されたイオングループのショッピングセンターの収益を、日本リテールファンド投資法人が一部得ることになり、その収益をREITへ投資している投資家に配分されるという仕組みになっています。こうすることでイオングループは新しく店舗を増やす際にかかる莫大な費用を自社で用意する必要がなくなり、積極的に店舗の拡大をはかることが出来るというわけです。イオングループのショッピングモールのような商業施設に重点的に出資することで、三菱商事UBSリアルティ株式会社の業績は拡大、総資産額は5年間で10倍の5000億円にもなりました。
REIT事業のこれから
これまではイオングループのような商業施設をメインにREIT事業を展開してきましたが、将来的には工場、発電所、物流施設、パイプライン、石油貯留施設など、産業用不動産も対象としていく予定となっています。日本リテールファンド投資法人が出資することで、設備投資にかかるコストを軽減でき、投資を活性化することができます。また、地方自治体の公共インフラへのREIT事業も計画されており、財政難に苦しむ地方自治体が多い今、非常に注目されている企業となっています。
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