米フォーブス誌発表の日本の億万長者ランキング

トップは森トラスト社長の森章一族7500億円

 全体としては昨年と大きな変動はないものの、トップは森トラスト社長の森章一族(7500億円、表参照)が、前年の2位から2年ぶりに首位を奪い返した。前年の資産額6840億円から660億円の増加となった。
 
 昨年は1位だった孫正義氏(ソフトバンク社長)は前年の6960億円から5100億円まで資産を減らし4位に転落した。これを尻目に任天堂の山内溥相談役が前年6位から2位に躍進した。資産総額も4680億円から6400億円になり約30%の増加。保有する任天堂株式の株価が上昇したことが、結果に大きく反映した形だ。


2位山内氏と4位孫氏は株価が明暗


 山内氏、孫氏ともに自社株が資産の大半を占めている。ともに筆頭株主で、山内氏は発行済み株式の10%(約1400万株)を、孫氏は31.4%(約3億3000万株)を保有。両者ともに、株価によって総資産額は大きな影響を受けることになる。
 
 任天堂は1年間で約3万(昨年2月)から約5万円(今年2月)に上昇。時価総額ベースで約5兆円から約8兆円となる。やはりゲーム機「Wii」が世界中で大ヒットしたことが、株価上昇を後押ししたようだ。ソフトバンクは約2500円(昨年2月)から約2000円(今年2月)と下落し、時価総額ベースでも約2兆5000億円から約2兆円となっている。
 
 他に主だったところでは、13位に三木正浩氏(ABCマート創業者)が初登場。その一方で昨年5位だった武井博子一族(武富士創業者遺族)や、17位の里美治氏(セガサミーホールディングス会長兼社長)はランク外に姿を消している。

日本はアジア4位に転落


 日本の上位陣は大きな変化はないが、世界は大きく変わっている。資産総額10億ドル(1000億円)以上のビリオネアの数は、昨年の946人から1125人に。また資産総額も440兆円から530兆円に増えた。
 
 またアジアの順位にも大きな動きが現れている。ビリオネアの数はインド53人、中国42人、香港26人で、24人の日本は4位。一昨年までは20年連続でアジアトップの地位は守り続けてきただけに、後退傾向は明らか。日本の経済的な地位が揺らいでいる、ということか。
 
 そんな状況を打破するのは、純金融資産1億円以上のゆかし会員か? 将来的には「億万長者ランキング」に入る可能性も十分考えられる。1位の森章氏(69歳)、2位の山内溥氏(80歳)とも、度重なる苦境を乗り越えて事業を育て上げてきた。ゆかし会員も、今の調子で本業、そして投資にと精進を続けていけば、何年か後には、日本はおろか世界でもその名前が轟くことも決して夢ではないはず。日本の経済のためにも、会員様のご健闘を心より願っております。

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