不景気時は新興ITではなく老舗企業
米GNCは3月28日に、1株16.60ドルで取引が始まり、7月25日には終値ベースで25.34ドルに。ここからいったん値を下げたが、10月から再び上昇に転じて
昨年最後の取引となった12月30日の終値は28.95ドルだった。8割以上の株価上昇である。
GNC社公式サイト
昨年秋には自社株買い戻しを発表。従業員に与えた株式が市場に出たことで希薄化を防ぐための政策だという。こうした政策が株価上昇に良い影響を与えたということもあるが、不況で強いのは、新興IT企業ではなく、やはり老舗の大企業と言うこともできる。
ニュースで取り上げられる機会が少なかったGNCだが、まさに古い相場格言「人の行く裏に道あり花の山」のとおりになった。