指名手配され約17年間逃亡していた、逮捕監禁致死の疑いで逮捕されたオウム真理教元幹部の平田信容疑者(46)が警視庁本部に出頭したが、所轄にたらい回しされた件で、機動隊員の対応が問題視されているが、責められない事情もある。
某地方の機動隊幹部に聞いたことがあるが、警備にあたっている機動隊員に対して、指名手配犯を名乗る人物は以前から一定数いるのだという。また、イタズラ、酔っ払いなども多数あるそうだ。
そうした事情を、元警視庁通訳捜査官の坂東忠信さんが自身の公式ブログで明かしている。
自身も、警視庁本部庁舎の前で警備していた経験から「皇居のお堀に接しているので、ちょっと他の警戒ポイントとはわけが違うのです。それは、・・・電波系がよく来る場所」とした。
正門は昼間から、警察関係者、要人はもちろん、謎の人物が中に入ろうとするのだという。それが深夜になると、もう筆舌に尽くしがたい人物たちが来るようだ。12月31日深夜、それらを追い返した後に、平田容疑者が来たとしたら…。
同情すべき点はあるが、結果責任は当然ある。
この機動隊員は上司から、厳しいお叱りを受けるであろうことは想像に難くない。今後の処遇への影響は間違いなく「ちゃんと取り扱っていれば、次回の昇任には有利な材料となったことでしょう。それが逆に処分されかねないとは。チャンスとピンチは紙一重、全国の機動隊員たちよ、めげることなくチャンスをものにせよ!」としている。